仙北市議会 > 2011-06-20 >
06月20日-04号

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  1. 仙北市議会 2011-06-20
    06月20日-04号


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    平成23年  6月 定例会          平成23年第4回仙北市議会定例会会議録議事日程(第4号)                 平成23年6月20日(月曜日)午前10時開議第1 議案第60号 仙北市市民読書条例制定について第2 議案第70号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定について第3 議案第71号 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について第4 議案第72号 仙北市農村公園及び広場条例の一部を改正する条例制定について第5 議案第73号 仙北市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について第6 議案第74号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計への繰入れ額の変更について第7 議案第75号 平成23年度仙北市一般会計補正予算(第3号)第8 議案第76号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)第9 議案第77号 平成23年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第10 議案第78号 平成23年度仙北市生保内財産特別会計補正予算(第1号)第11 議案第79号 平成23年度仙北市病院事業会計補正予算(第1号)第12 議案第80号 平成23年度仙北市水道事業会計補正予算(第1号)第13 議案第81号 平成23年度仙北市ごみ処理施設規模改修工事請負契約の締結について第14 議案第82号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について---------------------------------------出席議員(22名)      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君     15番 青柳宗五郎君     16番 八柳良太郎君     17番 田口喜義君      18番 藤原助一君     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君     21番 佐々木 章君     22番 佐藤峯夫---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君  教育長     熊谷 徹君     総務部長    倉橋典夫君  市民生活部長  高橋俊一君     福祉保健部長  高田紀市君  観光商工部長  太田和彦君     農林部長    高田秀市君                    会計管理者兼  建設部長    佐藤秋夫君             黒沢隆悦君                    会計課長  教育部長    橋本 勲君     医療局長    佐藤秀夫君                    総合産業  企業局長    下総芳則君             高橋新子君                    研究所長  監査委員会             選挙管理委員会          布谷毅久雄君            熊谷直人君  事務局長              事務局長  農業委員会             所得税還付等          藤原一良君             佐々木幹男君  事務局長              調査局長  総務部次長兼            総務部次長兼          田中宣男君             伊藤 寛君  財政課長              政策推進課長  市民生活部次長          羽川茂幸君     税務課長    加藤隆政君  兼市民課長---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長  藤村好正君     書記      三浦清人君  書記      藤岡 純君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) ただいまの出席議員は22名で会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 広報及び報道関係者の撮影を許可いたしております。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。 説明のため、本日さらに出席を求めた者は、加藤税務課長であります。 なお、本定例会において説明のため出席を求めた者のうち、藤原農業委員会事務局長、午前中欠席であります。                              (午前9時59分)--------------------------------------- △議案第69号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、議案第69号 仙北市市民読書条例制定についてを議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 4番、平岡裕子さん。 ◆4番(平岡裕子君) おはようございます。 それでは、議案第69号 仙北市市民読書条例制定についてお伺いいたします。 昨年は国際読書年でありました。そして、県のほうでも県の読書条例を制定しております。このことを受けたということもあるでしょうし、また、市長のマニフェストの中にも、6つ目の約束の中に、次世代を育成するために読書を推進していきたいということが掲げられてあります。この読書条例を制定するに当たっては、余り他にそんなに例を見ない条例でないかと思いますけれども、このことについて、まず原案、そしてパブリックコメントを行って、3人の方が応募され、それぞれコメントを述べられたと思います。そのところについてもどういうコメントが出て、その中で3人の共通したところ、そして課題となったところ、そういうところもいろいろあっての、この策定に至ったかと思いますので、まずその辺もお伺いしたいと思います。 それから、2つ目ですけれども、この目的の中に、心豊かな人々の多い元気なまち仙北市を目指すと、とても心地よい言葉が出ていますけれども、心豊かな人々とはどういうことを指しているのか、まずその辺のところもお伺いいたしたいと思います。 今、子供たちもそうですけれども、活字離れ、読書離れが非常に進んでおります。その中で、推進という言葉でなくて、促進という言葉を使われて、このことに大いに力を入れていきたいという、そういう市の方向も見られます。具体的にどういうことであるのか、どういう構想をお持ちなのか、この3点についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) おはようございます。 平岡議員の読書条例に関する御質問にお答え申し上げます。 最初に、この条例が制定された経緯でございますけれども、平岡議員がおっしゃったように、第一には市長のマニフェストにあったということがございます。それから、子供の読書活動の推進に関する法律が平成13年2月に施行されております。また、先ほどお話にありました秋田県民の読書活動の推進に関する条例が、これは県議会において議員提出議案として平成22年3月30日に県のほうで制定されております。こうした背景を受けまして、市として市民の読書条例を制定するということで、これまで庁内の関係課、学習資料館田沢湖図書館教育委員会、それから総務部の企画振興課、さらには県立図書館、それから学識経験として中川小学校の校長先生が生涯学習に大変造詣が深いということで入っていただきまして、原案を検討したところでございます。 その後、ことしになりまして、5月の15日間パブリックコメントを募集しましたところ、市民の3人の方からコメントが寄せられております。その内容については、基本的には条例制定については大変よいことであると。あと具体的に市として推進計画を持って進めていただきたいというのがパブリックコメントの基本的な内容でございました。 あと、具体的に条例の中身につきまして、第2条の基本理念の中に、「日本語を正しく理解し」というふうになっておりますけれども、それは原案では「国語」になっておりまして、現在では「日本語」にするほうが適切ではないかということで原案のほうを修正しております。また、第2条の基本理念について、3つの文節に分けておりますけれども、原案では最初、これが1本になっておりまして、文章として非常に繁雑であると。文節を3つに分けたほうがいいという御意見をお聞きし、3つの文節にしております。 それから、第3条の市の責務の中で、(3)の児童生徒の読書の促進とありますけれども、原案ではこの前に、小中学校図書館における児童生徒の読書の促進とありましたけれども、高校を含めた促進を図るべきだということで小中学校図書館という表現を外しております。そうしたコメントを踏まえて原案に修正を加えて、今回条例の提出を行ったものでございます。 それから、2番目の心豊かな人々とはという御質問でしたけれども、非常に抽象的な言葉でそれぞれの解釈があろうかと思いますけれども、読書条例でございますので、市民の方々が読書活動を通じて心豊かになっていただきたいという思いであるというふうに理解しております。 あと、この条例を通じてどういう構想になっているかということでございますけれども、現在、読書環境再編計画ということで、大きい事業としては学校図書館システムの導入事業を、平成22年度からの繰越事業として進めております。学校図書館公共図書館のシステムを構築して、相互の蔵書の有効活用を図るということで、事業費的には1,761万4,000円ということで、今、進めております。あと、子供読書活動推進事業ということで、各学校に130冊程度の新刊書を配備したいということで、現在、学習資料館等の蔵書のデータ化を進めております。 あと、図書館の図書の購入費につきましても、これは毎年行っているものですけれども、平成23年度では803万5,000円程度の予算措置をしております。また、これまで角館図書館の講演会のほうの主催で読書感想文コンクールを行っていましたけれども、ことしからは市の主催ということで、読書感想文コンクールを行いたいという予算を措置しております。いずれにしましても、今回の条例制定につきましては、読書活動について市の責務を明らかにするというのが第一番で、行政として読書活動を積極的に促進していこうという思いをこの条例に込めたものでございますので、市として今後とも読書活動を促進していきたいという趣旨でございますので、御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 4番。 ◆4番(平岡裕子君) 非常によくわかりやすく、そのとおり進めばいいかなと思っておりますけれども、まず、あくまでも次世代を担う子供たちが主になっていくということで、一般の大人の方向けのというか、近くに図書館があってもなかなか行けない。それから、休館日が市民の生活と合わないというんですか、例えば月曜日は大抵お休みになる図書館が多いんですけれども、でも、市民の方は月曜日だとお休みになる市民もいるので、その辺のところ、やはり利用しにくい図書館でもあるなということと、最近は本離れ--先ほどのそういう話等あって、本屋さんがだんだん利用されなくなって倒産していくということもあって、角館町の荒川書店がなくなったというのも非常に、市民のそういう活動意欲というか、読書する意欲のある人にとってはマイナス面もあるわけです。そういうことも十分補っていく、市とすれば、前角館のほうで移動図書館という、そういうシステムもあったようですけれども、そういうことなんかも活動の中に検討していただけたらいいのかなと、そんなふうにも思います。 それから、今、高校生の話が出て、私も1人の方から、ぜひともこれは盛り込んでほしいことだということで話を伺ったこともありましたけれども、幼児という、そのことについてのコメントなんかは触れた方はいませんでしたか。例えば、幼稚園、保育園の図書というか、そういう活動からしていくと、やはり家庭教育というところも入ってくるでしょうけれども、そういうところでの幼児期の例えば絵本とか、そういうようなことでコメントを述べられた方はいらっしゃらなかったですか。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) パブリックコメントの中では、幼稚園、保育園に関する御意見はございませんでした。子供ということで一括しての話はありましたけれども。 あと、図書館の利用等につきましては所管の教育委員会とも御相談して、できるだけ利用しやすい読書環境をつくってまいりたいというふうに思っています。 ○議長(佐藤峯夫君) 4番。 ◆4番(平岡裕子君) そうすると、今、まず幼児のことについて触れられていなかったということですけれども、絵本の親しみ、そこからやはり始まる、読書に始まる第一歩だと思うんです。そのことも力を入れて、この条例も検討していただくというか、促進に当たっていただくように何とか計画に盛り込むようにお願いをいたします。 質問は以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 4番、平岡裕子さんの質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第70号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第2、議案第70号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告がありませんので、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第71号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第3、議案第71号 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 3番、門脇民夫君。 ◆3番(門脇民夫君) おはようございます。 議案第71号 仙北市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いいたします。 3点ほどお伺いいたします。 1点目でありますけれども、市長の市政報告によれば、平成22年度の国保税の収納率は90.4%で、平成22年度単年度の収支で黒字決算であったという報告がありましたけれども、その額と、それから黒字になった要因は何であったのかをお伺いいたします。 それから2点目であります。 今回の低所得者の方の負担軽減の税率改正というのは、その要因に基づくものなのかどうかを伺います。 それから3点目として、新聞等によりますと、全国の市町村の国保会計の分析結果によりますと、住民の方々の健康診断の健診率の高い市町村ほど国保会計が良好な結果となっているという、こういう調査結果が出ているということでありますけれども、平成22年度の単年度決算の黒字と、こういうことだけでなく、ことし、また来年、またその次もさらに黒字決算が続くためにも、健診率向上のための方策を伺います。 以上の3点をよろしくお願いします。
    ○議長(佐藤峯夫君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 門脇議員の質問にお答えしたいと思います。 まず、1点目でございます。 平成22年度の決算状況が黒字になった部分についての額と要因という御質問でございますけれども、まず、安定化計画財政収支見通しの中では、平成22年度の部分では単年度で9,000万円ほどの赤字を見込んでおりましたけれども、単年度の収支の部分では約2,100万円の黒字となってございます。実質収支の部分でいきますと1億5,500万円ほどが黒字ということで、平成23年度へ繰越金になるわけでございますけれども、その特に単年度黒字決算となった主な要因について御説明申し上げます。 まず、最初に歳出部分でございますけれども、安定化計画の策定後に確定しました平成22年度の11月から2月分までの医療費の、いわゆる給付の見込み額が当初予算等で予定したものの9割程度で推移したと、そういったことから保険の給付費が予算額の97.3%程度に抑えられたということから、保険給付の分では予算額に比較してでございますが、6,100万円ほどの不用額となってございます。 それから、歳入のほうの要因でございますが、国保税の現年度分では対予算額に比較しまして99.6%、それから過年度分の予算に比較しまして144.2%というふうなことで、いわゆる滞納繰越分の過年度分の収納額が、これも予想以上に収納することができたと。それから、国の特別調整交付金、これは経営努力分というふうなことでございますが、1,900万円ほど予算に予定していなかったものが交付金収入しております。それから、療養給付費交付金過年度精算分というふうなことで、これも過年度分の精算金ですが、3,000万円ほど追加交付になったというようなことで、この歳出、歳入の要因が単年度の黒字の大きな要因となったものでございます。 それから、2つ目の御質問でございますけれども、いわゆる低所得者層向けの負担軽減の部分でございましたけれども、これにつきましては国保会計の特徴といたしまして、いわゆる応能応益という負担割合があるわけでございますけれども、被保険者の負担能力に応じて課税いたします所得割として3割、これが応能割合、応能負担というものでございますけれども、そのほか被保険者の受益の割合に応じるというふうなことで、一律、その被保険者の人数によって賦課します均等割と、それから世帯当たりに賦課します平等割というふうなことで、応益という部分があるわけでございますけれども、この部分を従来、前年度と同率であれば応能の割合が40で応益が60でございましたけれども、これをなるべく応能応益の割合を同率のほうに変更していきたいというふうなことで、この部分では応能が45、それから応益部分を55というふうな割合に、今回見直ししたものでございます。 その結果、それぞれ医療分、後期高齢者支援金分、それから介護分で均等割、平等割をそれぞれ減額するというふうなことになったものでございます。 それから、3番目の受診率との関係でございますけれども、この部分については平成22年度の実績等まだ詳細なものが出てございませんので、いわゆる国民健康保険の被保険者の方たちの受診率等については今後の分析を待つことになりますけれども、いずれにいたしましても、議員おっしゃるとおり、いわゆる特定健診、それからがん検診等が非常なそういう高額医療の負担の軽減に寄与する部分というのは非常に多いというふうに考えてございますので、今後も健診を担当します保健課のほうとも協議いたしまして、受診率を高めるための努力を続けてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) 先ほど黒字になった原因のほう、いろいろ、るる説明していただきました。県と共同で行っている高額医療関係の負担金の関係、1カ月ぐらい前でしたか、新聞のほうに県の健保組合のほうに賦課率、誤って市町村にそのお金が戻っていくというような報道がされていました。仙北市のほうにもちょっと私、金額を忘れてしまったんですけれども、それが返ってくるというような形のが報道されていましたけれども、この返ってくるお金というのは、先ほどお話しされた特別会計のほうには入っていないでしょうか。 それ1点と、もう1点が、健診の場所ですけれども、前は結構小さな部落単位で健診場所がありました。それ、私、3月の質問のときもお話ししましたけれども、その場所がいろいろ効率的な関係で大きい大字の場所にみんな集約になってしまいまして、高齢者の方、車、足とかそういうのがない方、なかなか場所が遠くなってしまったので健診に行けないという人が結構ふえてきたように思いますので、この場所をちょっと、効率的な関係もあると思いますけれども、遠いところは小さな部落のところまで健診場所を分散してもらうような形にはできないでしょうか。この2点についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 私のほうから保険財政共同安定化事業及び高額医療費共同事業における拠出金の算定誤りの分について御説明申し上げたいと思います。 新聞報道等ございましたけれども、新聞にあります部分につきましては、仙北市の分で総額1,732万7,000円が平成21年度、22年度分の拠出金の誤徴収額ということで報告をされております。この部分につきましては、今後精算事務が進められまして、平成23年度中には補正等でこの部分を収納することになる予定になってございます。 私のほうからは以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) 健診会場の御質問がございましたので、福祉保健部のほうからお答えいたします。 健診会場でありますけれども、合併前と合併後で一応比較してございますけれども、まず特定健診、それからがん検診等の会場、これは田沢湖が、合併前が8カ所が合併後が3カ所、角館が8カ所が6カ所、西木は3カ所そのままでございます。19カ所で行われておりましたものが12カ所に減じております。それから、胃がん検診、それから子宮がん、乳がん、骨粗鬆症関係の検診、これらは変更してございません。胃がん関係が、田沢湖が3カ所、角館が6カ所、西木が4カ所。それから子宮がん、乳がん関係が、田沢湖3カ所、西木2カ所、全域が1カ所という形で行っているものは変更してございません。 これ、大きいものに集約した原因といたしましては、特定健康集団検診等の健診体制が変更になったことや、それから大腸がん研究事業等も加わりましたので、従事するスタッフがふえてございます。これによりまして、体育館などの広い会場のある地区でなければ集団健診が行えないというような状況にもなったことで、合併前には集落の会館で集団健診を行っておりましたものを、そういう地区もなくなったという経緯がございます。健診スペースや電子機器の使用、機器の大型化によりまして、電気量、これはアンペアの関係ですけれども、これの関係で会場を大きくせざるを得ないというようなこともあったようでございます。 それで、今現在の会場という形になってございますけれども、議員おっしゃるとおり高齢化も進んでおりますので、今後ちょっともう一度いろいろ部内のほうで検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) どうか特別会計のほうの、それこそ黒字額がずっと続くように、健診率を高めるためにも、どうかひとつお願いしたいということと、それから健康保険税特別会計というのはやはり市民の方々の健康を守るためのものでございますので、どうかひとつ、難儀かけますけれども、よろしくお願いして質問を終わらせていただきます。 以上であります。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番、門脇民夫君の質疑を終わります。 次に19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 引き続きまして、門脇議員同様、議案第71号について若干質問させていただきます。 質問の1つは、平成23年度仙北市国民健康保険税率改定に基づく応能応益資産割等について若干お聞きします。 仙北市は平成23年度から仙北市国保事業の運営安定化計画を策定し、同当初予算に基準外繰り入れ1億円を予算措置されましたことを高く評価するものであります。平成22年度決算見込みは、歳入歳出差し引き4,376万2,000円の黒字決算見込みであり、この中で特に資産割につきましては全体的に資産評価が下落傾向にある中で、この資産割を0.1なり0.2でも下げることによって、その財源としては黒字の一部、そして予備費は先ほど申し上げました拠出金、これから歳入される予定のそれらを一部活用する中で、少しでも引き下げる方向に回すことができないものなのかどうか、その点をまずお聞きしたいと思います。 2つ目には、短期保険証、資格証明書の発行についてお尋ねします。 平成22年10月1日付短期保険証6カ月有効が299世帯、被保険者634名、資格証明書101世帯、被保険者数152名となってございます。特に資格証明書発行者につきましては、会社の事情等、または震災の2次被害等の中で解雇、離職、会社の整理統合、または廃止、さらに御本人の病気等によって働けず、収入が皆無になった方や、またいろいろな諸事情で多重債務に陥った方も少なからず見受けられます。そのため、病院にも行けず、病気をさらに悪化させるケースも出てまいってございます。ほんの一部の悪質なケースを除き、積極的に市として納税相談に乗り、必要性が認められるならば、資格証明書から短期保険証に切りかえていただけるという措置を前向きに検討していただけないものでしょうか。 また、この条例改正に伴う最近の資格証明書に切りかえた件数が、もしわかっておるならば教えていただきたいと思います。 次に、平成22年度、23年度、ことしの確定申告に伴う所得税還付が発生した際に、国保滞納があった場合についての振り向けられたケースが何件あったのか、平成22年、23年、ことしの分、それについてすべて、債権譲渡書を作成して大曲税務署に手続をして、その対応措置をされたのかも答弁をお願いしたいと思います。この財産差し押さえについては、県の地方税滞納整理機構に整理財産処分を、差し押さえを依頼したケースが多々見受けられるわけでございますけれども、その中にはさきに述べた失業や離職、また病気等により収入が大きく落ち込んだ、いわゆる貧困層の方々も中に含まれておるのではないかということも、他市町村のデータにもあらわれてございます。その件数も含めて、簡単で結構ですので御説明をよろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 高久議員の御質問にお答えしたいと思います。 今、御質問を3点ほどいただいたと思いますけれども、私のほうからは1つ目と2つ目の部分について御説明したいと思います。 それから、3つ目の今年度の確定申告に伴います所得税の還付金等の充当問題につきましては、税務課長のほうからお願いしたいと思います。 それでは最初に、資産割を今の部分よりも黒字部分を下げる財源とすべきでないかというふうなことについて、今回の黒字決算等、決算状況あるいは安定化計画を見直すに当たりまして、特に3つの点について、重点に置いて改定に臨んだ部分でございます。まず1つは、国民健康保険事業安定化計画に定めた財政運営の基本方針に準拠した安定化計画をまず推進していく必要があるということが第1点でございます。それから2つ目といたしまして、平成22年度黒字決算が見込まれる特別な要因につきましては、後年度の負担軽減を図るために国保税の負担の平準化や基盤強化のための財源とするということ。それから3つ目といたしましては、地域の経済情勢が非常に厳しい状況に置かれているということから、できるだけ被保険者の負担増を抑制することというようなことを主眼において検討いたしました。 その際、特に後年度の負担を軽減するという部分につきましては、いわゆる来年度以降の安定化計画におけます国保税の負担額を抑えるための財源。それから、財政基盤を強化するための基金等の充実といった部分を考えたものでございます。それから、地域の経済情勢が非常に厳しいというような部分に関しましては、できるだけ被保険者の負担増を抑制するという意味から、1人当たりの保険税の負担額をほぼ横並びぐらいに抑えるというふうなことを考えたものでございます。 議員がおっしゃいます資産割の減少につきましてでございますが、国保制度設立当時に比べまして農家世帯の加入割合が減少し、現在の国保加入者の状況では資産の有無が必ずしも所得の増減に影響しない状況にはありますけれども、平成22年度は県内で12市町村が資産割を除く、いわゆる3方式、にかほ市は資産割、平等割を2方式で課税しておりまして、支部で見ますと4方式で課税しているのは湯沢市と本市の2市というような状況になってございます。 また、国の医療制度改革による国保事業の広域化に向けて、県内の自治体で組織する秋田県国民健康保険広域化研究会においても、広域された場合の課税方式は3方式または2方式が望ましいとの議論もされているようなこともございます。来年度から資産割の比率を、できれば段階的に縮小し、後期高齢者医療制度が県単位の運営になるまでには、そういった部分をさらに軽減していくというような検討も必要でないかというふうに考えているところでございますが、今年度の部分につきましては、今、言ったようなことから資産割については据え置きしておるものでございます。 それから、2つ目の短期被保険者証、有資格者証の発行の部分でございますけれども、この部分につきましては、従来資格者証の交付の部分につきましては、被保険者間の給付と負担の公平を確保するという意味から、国保税を滞納している方で納付相談に応じなかったり、納付相談において取り決めた国保税の納付の約束を守っていただけない納税者に対して3年以上の滞納が発生した場合に、短期被保険者証を発行しております。また、短期被保険者証の発行世帯で納付状況が2年以上改善されない納税者に資格証明書を発行するというような形にしております。ただし、資格証明書は何度連絡しても納税相談に応じなかったり、連絡や面談を拒否したり、相談による納税の誓約を履行しないなどの悪質な場合のみに発行しているもので、納税相談を行った場合には納税者の個別の事情を考慮し、ほとんどが短期被保険者証の交付にとどまっている状況でございます。 また、医療機関で一たん10割を負担する資格証明書の交付世帯でありましても、急病による通院、入院等が発生した場合は市民課、税務課が協議の上、短期被保険者証を発行するなど柔軟な対応を図っているのが実情でございます。 それから、現在の発行者数の状況でございますけれども、6月1日現在でございますが、短期被保険者証の発行者が291世帯、628人、それから資格証明書のほうが86世帯の127人という状況でございまして、議員おっしゃられました10月1日現在に比較しますと、それぞれ減少している状況でございます。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 加藤税務課長。 ◎税務課長(加藤隆政君) 所得税の還付金の差し押さえの件について御質問がございました。 平成23年度の所得税の還付金の差し押さえでしたけれども、19件で74万5,605円という結果になっております。ただし、国保税に幾ら充当されたかということまでの統計はとってございません。ただ、優先的に国保税を充当させたいと、ふだんの徴収でも国保税を優先させていただきたいという方針でございますので、私の目算ですけれども、七、八割ぐらいは充当されているであろうというふうには考えてございます。 それから、滞納整理機構の引き継ぎの件の御質問がございました。 滞納整理機構へは平成22年度では43世帯の79人を引き継いでございます。滞納の本税が7,084万3,000円というような数字になってございますが、これは国保以外も当然含まれているものでございます。このうち滞納整理機構を通じまして現金化されたものというのが634万9,000円ほどあります。そのうち国保税に幾ら入ったかと申しますと198万9,000円といった数字になってございます。ちなみに平成23年度、ことしは第1期引き継ぎといたしまして17世帯、34人、大体2,752万9,000円の本税の滞納がございます。平成22年度の、まだ手をつけられなかった部分とあわせまして、滞納整理機構にまたお願いをしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 時間の関係で的確にお聞きしたいと思います。 先ほど、部長のほうからも説明ありました、12市町村がいわゆる資産割をやめ3方式に改めておるわけでございます。やはり、仙北市としましても資産割が、非常に価値が下落している中で、資産が下落している中で、今後やはりそういう検討を前向きにしてみる必要があるのではないかと。その際、さきに申し上げましたいろいろな予備費の繰り入れ、または一部黒字分、そしてさらに拠出金のほうからの戻り分等の中の一部を活用して、何とか新年度、または次年度からでも引き下げの方向も、わずかでも図るというふうなことを再度検討できないかということをもう一回、簡単で結構ですので、答弁をお願いしたいと思います。 先ほどの税務課長の説明でよくわかりましたが、国保滞納分に振り向けられたケースの中に、その際すべて債権譲渡書を大曲税務署のほうに作成し、本人からの了解のもとに提出されているのかどうかを、おわかりであったらひとつ答弁をよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 私のほうから資産割の今後の割合の見直しについての御意見がございましたので、お答えしたいと思います。 先ほどの答えと重なる部分がございますけれども、国民健康保険事業安定化計画に定めます財政運営の基本方針に基づいて進めていくというのが大前提になるかと思いますけれども、そういう部分の中で、先ほどちょっと説明もいたしましたが、応能応益の負担の割合の中で資産割の部分について、今後どういう方法があるのかという部分を十分、今後分析いたしまして検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 加藤税務課長。 ◎税務課長(加藤隆政君) 大変失礼いたしました。 所得税還付の債権譲渡の御質問でございます。 これにつきましては、差し押さえした所得税というのは、すべて御本人の分でございます。したがいまして、債権を譲渡という形はとってございません。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 本人の分であるから譲渡はとっておらないとすれば、税務署としては本人の口座に入るべきではないのでしょうか。例えば、旧角館町であれば収入役の口座に入ると同じように、ここであれば会計課のほうの口座に入るのか、その辺のあたり当然おわかりでしょうから、お答え願いたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 加藤税務課長。 ◎税務課長(加藤隆政君) 還付金の差し押さえという形でございます。還付金は差し押さえるという場合はすべて市の会計のほうに一括で来ることになります。御本人に行くと申しますと、それは差し押さえしていない場合、普通の還付の場合を指すというふうに解釈をしております。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 債権の譲渡書がなければ本人の口座に入るべきものを市が差し押さえはできないはずなんですが、それに何も本人から同意書、同意になった債権譲渡書もやらずに、差し押さえをしたのを全部市の方に回していただいているんでしょうか。大曲税務署、国税局のほうから。 ○議長(佐藤峯夫君) 加藤税務課長。 ◎税務課長(加藤隆政君) 債権の譲渡という観念というか、考え方でございますけれども、本来、債権を譲渡するということは還付する御本人以外の方のほうに回すという場合に使うものですので、今回の場合は御本人だけということですので、債権譲渡は必要がないという形です。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第72号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、議案第72号 仙北市農村公園及び広場条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 3番、門脇民夫君。 ◆3番(門脇民夫君) 議案第72号 仙北市農村公園及び広場条例の一部を改正する条例の制定についてお伺いします。 今回の改正により指定管理者制度の対象となる施設は何施設なのでしょうかということを最初にお伺いいたします。お願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 高田農林部長。 ◎農林部長(高田秀市君) 門脇議員の御質問にお答えいたします。 最初に、指定管理者制度の概要について若干御説明させていただきたいと思います。 指定管理者制度は、これまで一定の法人等に限られていた公の施設の管理、あるいは運営等を地方公共団体が指定する法人やその他の団体に行っていただく制度でございます。ただし、個別の法律で管理主体が限定されます学校、道路などの施設につきましては指定管理者に管理を行わせることができないとされております。それから、指定管理者の制度の実施に当たりましては、条例で指定の手続、管理の基準、業務の範囲を定めまして、指定管理者の指定についても議会の議決が必要になってきます。 ただいま御質問の農村公園等で指定管理者制度の対象となる施設の数でございますが、現在、仙北市農村公園及び広場条例で設置されております農村公園が10カ所、それから広場が4カ所ございます。このうち指定管理者制度の対象となる施設として仙北市下延農村公園、この1カ所を予定してございます。この下延農村公園でございますけれども、下延のコミュニティセンターに隣接する施設でございまして、下延コミュニティセンターは平成18年9月1日より下延コミュニティ連絡協議会を指定管理者として管理されておりますが、平成24年度からの募集に当たりまして、この施設に隣接する下延農村公園も指定管理者制度を導入しまして、施設利用の利便性、あるいは管理の効率性を考慮しまして、コミュニティセンターと一体的に管理、運営ができるように、この条例の改正をお願いするものでございます。 指定管理者制度の導入のメリットでございますけれども、民間事業者の手法を活用するということによりまして、サービスの向上、あるいは管理に要する経費を縮減するということがあってまいります。こういうことがありますけれども、下延農村公園につきましては隣接する下延コミュニティセンターが指定管理者制度を導入していることもありまして、一体的に管理、運営できることのほか、事務の効率化の観点からも指定管理者の導入を行うものでございます。また、下延農村公園広場以外の13カ所の農村公園等につきましては、指定管理者制度のメリットを得ることが今のところ見込めないということから、現在のところ指定管理者制度の導入につきましては特に検討はされていないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) 今、部長のほうからメリット等のこと、お話ありましたけれども、今のところないということは、将来とも今回指定されるこの1施設だけと考えていいのか。また、メリットをお話しされましたけれども、指定管理者制度の費用対効果、こういうのも考えているのかどうかというのをもう一度お願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 高田農林部長。 ◎農林部長(高田秀市君) 農村公園広場等の将来の指定管理者制度の導入の方向性ということですけれども、やはりどうしても一体的な管理がなされることが理想でございますので、やはり管理の効率性、それからその地域の方々が利用する際の利便性も考慮して検討していかなければならないと思っております。したがいまして、そのような状況になった場合には、改めて各農村広場の状況を勘案しまして、制度の導入も検討していかなければならないのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) 今、お話ありましたように農村公園10カ所、それから広場4カ所と各市町村の隅々まで、14カ所という配布になっていますので、どうか効率のよい利用方法というのを今後とも考えていただくようお願いしまして質問を終わらせていただきます。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番、門脇民夫君の質疑を終わります。 11時まで休憩いたします。                             (午前10時50分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時00分)--------------------------------------- △議案第73号~議案第74号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第5、議案第73号 仙北市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第6、議案第74号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計への繰入れ額の変更についてまでを一括して議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告がございませんので、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第75号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第7、議案第75号 平成23年度仙北市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 1番、高橋豪君。 ◆1番(高橋豪君) おはようございます。 議案第75号 仙北市一般会計補正予算、2款1項11目東日本大震災義援金の517万円について御質問いたします。 このたびの震災では多数の犠牲者、また行方不明者が発生し、今なお避難生活を強いられているたくさんの被災者の方々に対しまして、改めてお見舞いを申し上げます。 こうした震災による被災地域に対して本市からもたくさんのボランティア支援や物資の供給などがございました。そしてまた、市役所においては被災地に連絡所を設置して支援の拠点とするなど、これまで市民や市役所が一丸となって被災地への協力体制をとっておられることに対しましては、心より敬意を表したいと思います。 さて、一方で本市は震災以降どうかと申しますと、皆さん御承知のとおり甚大な経済被害、また、風評被害に見舞われております。4月下旬から5月のゴールデンウイークにかけての観光客数も先年の半分以下となりまして、今後の見通しについても回復の兆しは少ないものと危惧しております。本市においてもさまざまな手段により支援策を講じておりますが、原発の問題などとも重なり、東北全体が敬遠されているという感が否めません。先日の市政報告や一般質問等でもこうした被害については議論されている次第でありますけれども、何としてもこの緊急事態から脱却しなければ、本市におけるあらゆる産業が停滞し、今後の市民生活がますます厳しくなることは明白でございます。 そうした中で、今回の補正予算として角館の観桜会期間中の駐車料金の40%を被災地への義援金とするということで、東日本大震災義援金の517万円が計上されておりますが、これについて数点お伺いをいたします。 まずはこの義援金についての支払い方法、それから支払い先をお伺いします。支払いは現金で行うのかどうか。それから、どの団体にどういうふうに支払われるのかということについてお伺いをいたします。 それから、2点目でありますけれども、こうして議会において補正予算として義援金が計上され議論されているわけでありますが、当局におかれましてはこれより前に、既に観桜会のチラシや、また駐車場料金の領収書等に駐車料金の40%を義援金とするという旨が記載されているということを聞き及びましたけれども、実際にはこれ、記載されていたのかどうかについてもお伺いをいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 高橋豪議員の御質問にお答えいたします。 今、御質問にありましたように今回の「がんばろう!東北 角館の桜」期間中の駐車場収入の40%を義援金とするということで、今回予算に計上させていただいたものでございます。支払い方法といたしましては、仙北市とこれまで交流のあった岩手県の宮古市、山田町、大槌町、それから茨城県の高萩市、常陸太田市の5市町に等分に送ることにしております。517万円の4割る5でございますので、103万4,000円程度と思っております。支払いの方法といたしましては、以前にも市役所内の義援金について口座振替によって各市町の口座に振り込む形にしております。 それから、チラシに事前に記載されたのではないかという御質問ですけれども、おっしゃるとおり「がんばろう!東北 角館の桜」のチラシに駐車場収入の40%は義援金とするというような、正確な記載は今、わかりませんけれども、それがあったということでございます。この件につきましては、ことしの桜まつりをどうするかということを実行委員会で話し合いがありました。開催の有無について、3月、それから4月にも実行委員会があったというふうに伺っておりますけれども、その議論の中では開催を自粛するべきではないかというお話まであったそうでございますけれども、市民を元気づけるため、また被災地の皆さんを元気づけるため開催しようということで、その際に被災地の支援の輪を、県内外から訪れる皆様にも支援の輪を広げたいということから40%を義援金としたいということだというふうに伺っております。 これが、議会の皆様の御了解を得ないままに進めたことにつきましては改めておわび申し上げたいと思いますけれども、実行委員会の皆さんの思いをできるだけ速やかに実行したいということで、そのような形をとらせていただいたというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 1番。 ◆1番(高橋豪君) ただいま御説明伺いまして、103万円ずつ5つの市町に振り込みで行うということでありましたけれども、先ほどお話ししたとおり、これは本当に皆さん、本当に御承知のとおりですけれども、仙北市の経済はさきのとおり甚大な被害に見舞われているということで、今後の回復の兆しも見えない、よくわからないというような状況です。岩手、それから宮城、福島、こうした被災地には国から相当な支援というものが見込まれますけれども、秋田県、そして、ましてや仙北市には恐らくほとんどないであろうというふうに思います。 それから、市民、市内企業、各種団体の多くの方々のお話を伺うと、こうしたことについては、ただお金を上げるというよりは、やはり市内の経済を考えたときに、もう少し工夫した支援の方法は考えれば幾らでもあるのではないか、こういう声が多いです。仙北市も経済面においては震災の被害の中にあり、まずは地元がしっかりしなければ被災地への末永い支援もできないし、東北の復興は難しいというふうに感じます。いろいろ工夫すれば地元の経済を活性化しながら被災地に協力できる方法は幾らでもありますし、これ、例を挙げれば、例えば大曲では被災地で花火を上げようと。それからあとは、例えばよその市では被災地の小学生に修学旅行で来てください、サービスします。こういうことをやったりしています。 もちろん仙北市としても被災者の受け入れとか、それから宿泊券プレゼント、それから利子補給とかいろいろやっておりますけれども、やはりお金というのも本当にありがたいものでありますけれども、目に見える、形に残る、つまりは心に残るというような、こうした支援がやはり気持ちの問題として最も大事ではないかなというふうに考えます。こういうたくさんの地元の方々の声を受けて、義援金の支払い方というものについて考え直すということはあるのかどうかということについてお伺いをいたします。 それから、さっきの2点目の質問ですけれども、事前にチラシ等にうたってあると。それから、実行委員会で決めたということなんですが、よく考えてみると、早くやらなければいけないというのはわかりますが、この予算が議会を通るという前提でこういうことを行ってしまったということにはならないかどうかということについてちょっと、再度お伺いをいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) チラシ、それから領収書のほうに皆様の駐車場料金ということでいただいた金額から40%を被災地に届けたいというような表記をしております。私、角館のまつりの実行委員長も務めておりますので、その辺の経緯は高橋議員のお話のとおりであります。私としては角館の桜を通して被災地の方々にも元気を取り戻していただきたいと、それから、多くの来場者をいただく角館のお花見行事ですので、そこに来ることで被災地にその方々の、また義援の思いもお伝えできると、お届けできるというふうに考えて、ただこれはあくまでも実行委員会という形で決定したことでありまして、議会の方々に事前にその点のお話をできずに、そのような形をとって進めさせてしまったということについては深くおわびを申し上げたいと思いますし、同時にこのような手続では市の歳入歳出を皆さんで御議論いただくという議会でありますので、このようなことが二度とないように十分反省をしたいと思います。 もう1点のところで、確かに議員がお話のとおりに、市の経済状況と連動させて義援をするというような形があるのではないかという指摘であります。御存じのとおりたくさんのさまざまな手法も凝らしていますし、花火というのはやはり大仙、大曲の花火ということですけれども、そのほか子供たちの修学旅行への助成であったり、それは県内問わず県外もそうであります。体験旅行も仙北市にぜひお越しくださいというふうな形で、それにかかわる財源についても皆様に御協議いただいているという状況にあります。 さまざまなことをやっていく中での1つの義援金、また1つの方法なんですけれども、先方の宮古市長さんなり山田町の町長さんなりと事前にお話をいろいろする機会がありまして、お話をさせていただいておりますけれども、先方様からするとその状況、私たちがここで今、やっとですけれども生活をしている以上に苦しい現状にある市長さん、町長さん方からの言葉としては、やはり即利用できる、しかも自治体で運用を行うことが、間口が広いと、特定がないというような義援金、寄附金という形であれば本当にありがたいんだというお話もいただいておりまして、それに何とかこたえたいという思いで、今回はこの予算を計上させていただいたという経緯がありますので、何とかその辺も御理解いただきたいというふうに思います。 私からは以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 1番。 ◆1番(高橋豪君) ただいまの市長からの御説明で、先方の自治体では即利用できるという形でそういうお金というのがありがたいという。で、その気持ちにこたえたいと、そういう市長のお気持ちも十分わかります。ただ、やはりそれはこちらも同様ではないかなというか、今、この状況になればこれだけの被害が出ていて、例えばアルバイトに行っていた先から休んでくれとか、退職したとか、そういう方もだんだん多くなりまして、こういうところに対して特段、国からとか、そういうところから何の支援もないと思います。そういうときに、やはりこちらとしても少しでもそういうお金というのは必要だし、もっとどんどん支援メニューを出していかなくてはいけないというときなので、しかも義援金というのは個人的にもそれぞれ皆さんがいろいろな団体を通じてお支払いしてきているし、それからもちろん物資もたくさんの方々、供給したりとか、それからボランティアに行って、市役所の方々もこれまで一生懸命現場に行って支援活動を行ってきているので、やはり今のこの町の現状を考えると、やはり市内経済対策を優先するべきではないかなと。 例えば、前、委員会の協議会のときに少し、よその自治体のこんなところが義援金を出していますよというような資料をいただいたんですが、そういうのを見るとやはり財政の規模からして、ちょっと仙北市は比べものにならないぐらいの大きいところとか、それから自主財源比率なんかもずっと高いところ。また、関西方面だと阪神大震災のときに、もしかしたら逆に支援を受けていたというようなお返しの意味とか、そういうのもあるのではないかなというふうに感じていて、だからやはり、ここ秋田県は全国的には被災地扱いされていませんが、現に数字としてしっかりあらわれているものですから、そのあたりはちょっと再考していただきたいなというふうに思いますし、これが多くの市民とか、それから地元企業とか、そういったところの多くの声であるわけです。 そのあたりも踏まえてちょっと、今、お考えを最後に市長からお伺いしようと思ったんですが、もう市長のコメントも聞いてしまったので、もし何かそこら辺でもう一つあればということと、それから2番目の議会の前に、先に先行してしまったということなんですが、それも早く行いたいというところはわかりますけれども、これ、もし例えば今回、議会を通らなかったらどうしますかという場合も想定されるわけでありまして、そうなると、例えばチラシにうたって、そう思って、例えば駐車料金を支払った人に対してはどう説明するのかとか、いろいろなそういう問題が出るのかなというふうに思います。いずれ、今後こういうことのないようにというか、お願いしたいということが1つです。ということで、再度何かありましたらお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 市内の経済対策、産業対策については、これまでも皆様から御理解いただきながらたくさんの政策を実施させていただいております。感謝を申し上げたいと思います。今、議員が御指摘の点について、今後の対策についても、またこの義援金とは別建てで、また皆さんから御議論いただく機会、必要があろうかというふうに思っておりますので、どうかそれはよろしくお願い申し上げたいと思います。 また2点目で、もし仮に議会でこの予算が可決できないという判断があった場合どうするんだということでありますけれども、もうこれは全く議会の皆様の御理解をいただくほかはないわけでありまして、私からは先行してこのような形で行ったということは十分反省をしておりますけれども、どうか皆様には今回の事案が特殊な例であったというふうに思っていただけるか、また市長の先走りであったと思われるか、それは皆様のお心の中にあると思いますけれども、どうか御理解をいただきたいなというふうに、それしか、お願いを申し上げたいという気持ちでしかありません。 あと、ほかの自治体でさまざまな義援金活動を行っておりますけれども、もちろん議員がお話のとおり財政力が格段に違うであったり、阪神・淡路であったり、新潟県の中部地震であったりというところのやりとりということがもちろんあろうかと思います。ただ、私は被災地の隣地--要するに私たち秋田県仙北市は隣の、しかも全く接するという特殊な土地柄だというふうにも思っていまして、何でもそうですけれども、何か大変なことがあったときは近所で助け合うという、そういうふうな自治体同士の関係を築きたいという気持ちもありますし、それだけのことを今までほかの市町村から、私たちも恩恵を受けていることがたくさんあると思います。 特に観光地でありますので、ほかの町から私どものほうに来ていただかなければ観光業は成り立ちませんので、そういうことで今まで大変、さまざまな面で恩恵を受けている、その隣の地区の市民、町民、村民が今この状況にあるということに対して、自分は大変重く受けとめておりまして、隣も仙北市が一生懸命頑張ると、うちも大変だからうちも一生懸命別建てで経済対策はするけれども、まず隣の大変なところの人たちに元気になってもらいたいという意味での義援金だということも、どうか御理解いただきたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤峯夫君) 1番、高橋豪君の質疑を終わります。 次に3番、門脇民夫君。 ◆3番(門脇民夫君) 引き続き、補正予算の中の7款1項3目観光費の中の観光整備事業費について2点ほどお伺いしたいと思います。 この事業というのは田沢湖の白浜の船の桟橋の補修工事で、県の事業で地元負担ということで20%の負担と、それから1,488万円の負担ということでありますけれども、桟橋のどのような補修工事なのかということが第1点であります。 2点目は、6月の補正予算とすれば工事期間は観光シーズン中の7月から10月ころとなるのではないかと、この2点についてまずお伺いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 太田観光商工部長。 ◎観光商工部長(太田和彦君) 初めの、どういった工事ということですけれども、現在あるものは全部撤去になります。それで、工法としましてはU字タイプのプレキャスト製品を連結して護岸まで持っていくというような、そういった工法だそうです。延長が70.7メートルということです。 それと工期なんですけれども、遊覧船の運航期間が11月5日となってございますので、工事自体はその後になります。10月末には発注したいということで県のほうで考えているということでございます。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) 6月の補正予算ということでしたので、観光シーズンということであれなんですけれども、そういえば9月の補正予算でもよかったのではないかなというような気がしますけれども、県との絡みとの関係で、きょうから県の6月の議会が開催されますけれども、その関係等についてでありましょうか。 ○議長(佐藤峯夫君) 太田観光商工部長。 ◎観光商工部長(太田和彦君) はい、そのとおりであります。県議会のほうでも6月定例議会に補正予算をお願いするということでございます。それに準じて本市の負担金も今回お願いするということです。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) いろいろ、先ほど高橋議員のほうからも市内の景気の状況、業者の非常に厳しい状況だというようなお話もありまして、この工事でありますけれども、県の事業でありますけれども、これ、20%で地元負担を伴っていますので、工事の入札については地元業者、あるいは地元の業者とのJVというような形の要請を県のほうにすることは市としてできないものかどうか、この点についてお伺いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 太田観光商工部長。 ◎観光商工部長(太田和彦君) 現在のところ、県で想定しているのは仙北管内の土木のA級格付ということで考えているということですので、JV云々はちょっとこちらでは把握してございません。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) 仙北地区というと大曲、美郷町も含んだ形の仙北地区という、旧仙北郡というか、大曲仙北郡というような意味の範囲でしょうか。 ○議長(佐藤峯夫君) 太田観光商工部長。 ◎観光商工部長(太田和彦君) 私としてはそういうふうにとらえておりますけれども、詳細についてはまだわからないという状況でしたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番。 ◆3番(門脇民夫君) どうか、今お話ししたとおり、非常に市内の状況も厳しいので、市の負担も20%と、県が80%という負担になっていますけれども、市としてもできるだけ市内の業者が受注できるようにいろいろな方策で頑張っていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(佐藤峯夫君) 3番、門脇民夫君の質疑を終わります。 次に19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 続きまして、歳出3款民生費、1項3目地域支え合い体制づくり。1つの質問は、このたびの予算が国から交付された地域支え合い体制づくりの事業費の補助金、仙北市として1,886万5,000円。県を通じまして10項目にわたるメニュー化された、その一つとして、多世代の交流施設の厨房設備整備事業、これについては総合産業研究所が担当課としてなってございます。当予算は福祉保健部長寿支援課の管轄する山鳩館でございますので、予算措置がこの第3款に措置されたわけでございますけれども、その中で長寿支援課の果たす役割が具体的にどのようになるのか。本来であれば高齢者の栄養改善、閉じこもり、認知症、うつ等の予防、運動器官等の向上を図る上でも、同課の果たす役割は非常に大きいわけでございますけれども、総合産業研究所と福祉保健部長寿支援課との連携のあり方をどのように図っていくのか、基本的な点で結構ですので、簡単に説明をお願いしたいと思います。 2つ目には、これは単年度予算として国のほうで補助されて使い切りになるというふうに言われておりますけれども、これらの地元の方々の高齢者婦人部の方々にいろいろ食材を提供してもらい、そして食品開発、そして高齢者の世帯等に販売をするというところまで目的とされておるようですので、来年度からはどのような予算を考えているのか。もし国からの補助がないとすれば、また県もないとすれば、当然市単独の予算となるわけですので、その際は長寿支援課を通さないで農林部、総合産業研究所の市の一般会計予算の中で財源措置される見込みなのか、あわせてお尋ねしたいと思います。 2つ目の歳出8款土木費、4項都市計画費、1目都市計画総務費、11節需用費の30万円。これはさきにも説明ありました、仙北市地震防災マップ、市民の関心が非常に高くなり、これを増版するわけでございますけれども、これについては特に、佐藤直樹議員からも質問ございましたが、避難場所、施設の点に対する見直しが求められると思います。さらに新しくつけ加えるならば、市立角館総合病院や市立田沢湖病院、各診療所、また角館町田町地区にある児童館、さらには総合情報センターの裏手の駐車場等も利用することができないものなのか。 また、2つ目には、これの増版をするための予算の中でこういうふうな補修や補筆をした場合に、版権が持っている印刷所が当然あろうかと思いますが、この予算の範囲内でできるのかどうか、その点についてお答え願いたいと思います。 大きく2つ目としては、放射線に対する市民の関心はかなり高まっておると思いますし、決して風評被害をあおったりするための目的で聞いておるのではなくて、山形県内でも全市町村を通じて放射線を測定するという体制が今後検討されておるようです。今後、台風や集中豪雨が予想される夏から秋に向けて、どのような形で放射線、福島原発が来ないというふうに絶対決めつけることはできませんし、絶対来るとも言われません。がしかし、一定時、または定地点で今後測定するための放射線測定器、ガイガーカウンターを最低1台は今後、市としても検討することが必要ではないかなと思いますが、その点はいかがなものでしょうか。 歳出1款教育費、2項1目学校管理費127万2,000円の補正は、これは前に説明のあるとおりであります。これでもって全校の教職員室に、小中学校全校にエアコンが設置されるのか。さらに、各小中学校の保健室にはエアコンが整備されておるんでしょうか。これから夏場を迎えて、非常に熱中症なりいろいろなことが起こり得る可能性もあるかと思いますので、その点はいかがでしょうか。 さらには、今後年次計画でもって、県内では潟上市でも、今回の議会で市長が自家発電機を設備するというふうなことを検討することが記載されてございました。これに対しても、年次計画でもって予算が伴うわけでございますので、県なり国なりからの補助ができればそれにこしたことはないんですが、検討する見込みがあるのかどうか、その点もあわせてお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) ただいまの高久議員の御質問にお答えいたします。 3款老人福祉費の地域支え合い体制づくり事業でございますけれども、本事業の趣旨を少し御説明させていただきます。地域支え合い体制づくり事業は厚生労働省の介護基盤緊急整備等臨時特例基金が昨年度県のほうに交付され、この基金により市町村が事業に取り組むというものでありまして、議員おっしゃるとおり100%県の補助金で行うものでございます。これまで高齢者や障害者等の社会的弱者に対しましては、地域社会が見守り、生活支援等を行ってきたところでありますけれども、単身高齢者、それから高齢者のみの世帯の急増、それから親族間、地域社会等との交流が希薄となると言われる、いわゆる無縁社会が広がりつつあると言われております。 社会的弱者が地域で生活し続けられない状況が身近にふえているというようなことから、自治体、住民組織、NPO、福祉サービス事業者などの協働、いわゆる新しい公共と言っておりますけれども--によりまして、見守り活動チーム等の人材育成や地域資源を活用したネットワークの整備、先進的、パイロット的事業の立ち上げ支援など、日常的な支え合い活動の体制づくりの推進を図るということとされております。 こうしたことから、本事業、取り組みに対しまして市役所内の各課はもとより、民間団体等から実施可能な事業を御提案いただき、予算計上したところであります。その一つに総合産業研究所を通じまして、地域の婦人グループや料理研究のグループ等から多世代交流施設山鳩館の中で、現在利用されなくなったかみひのきない保育園の厨房を利用して、郷土料理の研究や地元農産物を利用した調理を行い、生きがいづくりの拠点としたいとの御提案をいただいております。市としましても高齢者がこれまで培ってきた味や技術を生かし、加工品づくりを行うことで、高齢者の生きがいづくりと仲間づくりにつながることや、地域の多世代交流の促進が図られることから、事業を進めたいと考えております。 また、さらに高齢者や障害者等に買い物支援を活用し、この厨房で調理された惣菜等を配達しまして安否確認を行う実証実験をも行い、買い物支援と安否確認のシステム構築に向けた取り組みをもあわせて考えているところでございます。 料理研究や地元農産物等の利用促進などの観点から、総合産業研究所に窓口を担ってもらうこととしております。総合産業研究所の果たす役割といたしましては、食品衛生法に定められた施設基準に合致した整備を行うための指導、また施設で製造した加工品等の品質表示基準の遵守状況の点検及び指導等を行うことといたしております。 今回の事業内容は厨房設備整備を行うもので、壁の間仕切りや空間設備などの改修工事費、これが66万8,000円、それから調理器具購入費等に33万2,000円を充てるという事業のものでございます。 それで、2つ目の御質問でございますけれども、ほとんどの事業が単年度--これは県の単年度予算でございますけれども、次年度に予算はどうするのかという御質問でございましたけれども、単年度で終わるものもございますが、今回の事業のように継続するようなものもございます。今回のこの事業の場合は料理等を配ることで収入等を得て、その一部を活動費用に充てることなど、継続的な事業の展開が図られるものと思ってございます。こういうものに対する次年度の予算に対しては、当初予算に向けましてどのように継続的に援助していくのか、今後検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 高久議員の御質問にお答えいたします。 仙北市の防災マップにつきまして仙北市地域防災計画の地震編を抽出して図化したものでございます。1896年に発生しましたマグニチュード7.2の陸羽地震の記録をもとに、市内の地震による揺れやすさを階級別に色分けしたものでございます。平成22年10月には、仙北市耐震改修促進計画を策定し、平成23年2月に地震防災マップを作成し、市内全戸に配布したところでございます。ことしの3月11日に発生しました東日本大震災では、津波被害という2次被害により多くの建築物、施設等に被害が発生するとともに、多数の貴重な人命が失われるというすさまじい自然の破壊力を見せつけました。当市においては震災直後から地震防災マップへの問い合わせが多くありました。このため、在庫としていました部数がすべてなくなりましたので、今回補正をお願いし、増刷するものでございます。そのため内容の見直し等については、今回は予定してございません。 今後においては被害想定という枠を取り除きまして、これまでに作成した資料を改めて解析し、検討を加えるとともに、震災での教訓や情報などを共有し、随時安全対策に盛り込みながら、さらによいものを市民の皆さんにお知らせしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 私のほうからは、福島原発による放射能測定器設定の必要性についてお答え申し上げます。 放射能の測定につきましては、秋田県のほうで文部科学省の委託を受け、健康環境センター--これは秋田市千秋久保田町にございますけれども--で設置している機器、モニタリングポストで空間放射線量の観測をしているほか、3月16日から県独自で雄勝地域振興局庁舎における空間放射線の観測を開始しております。これは毎日定時に観測しているものでございますけれども、今までの観測結果を見ますと、本県の通常レベルである0.022から0.0086マイクロシーベルト毎時の範囲内であり、問題のない数値というふうに公表されてございます。 仙北市においても福島原子力発電所の事故を原因とする環境放射能について、通常レベルの範囲内にあるものであり、問題のない状況と認識しております。が、今後、議員おっしゃられるように放射能の測定をする必要性が出てきた場合、県のほうで市町村のそういう観測の要望に対応するような機器を購入するような計画があるやに伺っておりますので、そういった観測機器で計測できる要望をしていきたいと思います。購入の意思はないかということでございましたけれども、お聞きしますところによりますと、県で購入する観測機器については300万円程度のものだそうでございます。 それから、観測に当たりましても専門的な知識ですとか技術が必要だというふうにも伺っておりますので、現段階ではそういった県の機器、あるいは技術を活用させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 橋本教育部長。 ◎教育部長(橋本勲君) 教育費関係の御質問についてでございますけれども、エアコンの設置状況について、職員室、それから保健室がどうなっているかということでございますけれども、確認の上、後でお答えさせていただきたいと思います。 それから、自家発電の件でございますけれども、学校側の避難所に指定されておりますので、将来、当然そういう機器は必要になってくると思いますので、今後検討していかなければならないというふうに考えております。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 特に、歳出8款土木費、4項都市計画費の先ほどの仙北市地震防災マップ。今回はあくまでも不足した分だけ増刷りするんだというふうなことの答弁でしたけれども、やはり佐藤直樹議員の一般質問にもございましたし、やはりつくる際にもう一回見直しを図って、よりよいもの、また非常に使いでのあるもの、必要性のあるものをつくっていくというのが、私は本来市の姿勢ではないかなと思うんですけれども、その際の見直しをする場合は当然かかり増しになるかなというふうに、私の素人考えですけれども、また、これまでつくったことしの2月に作成した印刷所の版権はどこの業者さんがお持ちになっており、そして、今後もし見直しを図るとすればいつごろ見直しを図りたいということなのか、その点もあわせて答弁をお願いしたいと思います。 それから、各小中学校の、特に教職員室はもちろんですけれども、保健室は今後暑さが非常に厳しくなる中での熱中症対策のために、もしそういうふうに熱中症、または疑わしい児童・生徒が出た場合、一時的にそこで安静を保たせるというふうなことも出てくるかと思いますので、最悪の場合は病院に搬送されることもあるかもしれませんが、そういうことも考えていかなければならないのではないかなと思いまして質問しましたので、もし答えられる範囲があったら答えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) ただいまの御質問にお答えいたします。 印刷の件でございますけれども、版権につきましては株式会社パスコさんにございます。それから、ただ、これは印刷した業者ですので、正式に版権については仙北市にあるものと思いますけれども、そこは確認させていただきたいと思います。 それから、見直しの件でございますけれども、これは一建設部だけの計画ではございません。市民生活部とも協議しながら、より実効性のあるものに見直してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 橋本教育部長。 ◎教育部長(橋本勲君) 高久議員おっしゃるとおり児童の健康管理上、大変重要な部分だと思いますので、学校のほうともよく連絡の上、万全を期したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君の質疑を終わります。 次に21番、佐々木章君。 ◆21番(佐々木章君) 議案第75号の補正予算関係で御質問しますけれども、今回、義援金にかかわる部分で、歳出2款1項11目諸費という形で措置されておるわけですけれども、財源内訳等を見ますと、その他の財源530万9,000円のうちから517万円措置されておると思いますけれども、この517万円について、歳入の面でどういう形、あるいはどういう手法で確保されておるのか、この予算書を見ますと私にはちょっと理解ができないので、そこら辺を御説明お願いしたいと思います。 それから、歳出7款観光費のうち、その他の財源で517万円の減額がされておるわけですけれども、その理由が何であるのか。それと、今回観光費として措置された内訳がどのような内容なのか。できればその517万円のその他の財源の減額との関連性がどうなるのか、そこの御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 東日本大震災義援金の財源についての御質問にお答え申し上げます。 私、議案説明の際に義援金の財源の部分について説明をしなかったと思っております。それで、議案説明の際、説明不足だったなと反省しております。それで、今回御質問いただきましたので、改めて御説明申し上げたいと思います。 義援金の財源については駐車場収入の「がんばろう!東北 角館の桜」期間中の駐車場収入の40%を充当するということで進めてまいりました。それで、一般会計に補正予算として計上して、寄附金として支出するのが財政上一番妥当であるということで今回、補正予算を計上したわけでございますけれども、その駐車場収入については、当初予算の段階で、桜並木駐車場の使用料につきましては、7款以降3目の駐車場管理費に、駐車場使用料の総額が3,155万円になっておりますけれども、そのうち1,898万7,000円を当初予算で既に駐車場管理費にまず充当しております。また、臨時駐車場の収入につきましては、雑入の中で1,700万円を臨時駐車場の収入を当初予算で計上しておりまして、そのうち1,700万円のうち1,188万5,000円を角館の桜まつり事業費補助金として、その補助金の中に、当初予算の段階で既に充当しております。 そうした関係上、今回その駐車場の使用料及び収入につきまして、寄附金に充当するためには、一たん当初予算で充当しているものを減額して寄附金のほうに充当するという措置をとらせていただいております。したがいまして、7款1項3目の中の、ただいま議員がおっしゃったように、517万円を減額しておりますけれども、これば当初予算で見込んでいた駐車場の使用料及び臨時駐車場の収入の中から517万円を一たんそこで減額して、7款1項3目ではその分を一般財源を見て、財源振りかえをした形になっております。そして、その減額した517万円を2款1項11目の諸費の中に、その他の特定財源として財源振りかえをして充当させていただいたということでございます。当初予算で既に駐車場収入が計上されておりますので、改めて今回、歳入として計上はできない形になったということを御理解いただきたいと思います。 なお、駐車場収入、それから臨時駐車場の収入につきましては、今回の桜の期間中もそうでございましたけれども、今年度、当初予算で見込んだ額よりはかなり減額になるというふうに思っております。そうした精算につきましては、まだこれからいろいろな行事もございますので、年度末に精算させていただく形になろうかというふうに思っております。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 21番。 ◆21番(佐々木章君) 今、御答弁いただいたわけですけれども、私ども議会の立場から言わせていただきますと、当初予算でそういうことを前提にした予算審議はしておりませんので、何か説明されても、申しわけないですけれども、当局内の予算のやりくりといいますか、それだけにしか私は感じないですよ。そして、この財源が歳入でどう確保されておるのかというのは当初予算でということですけれども、当初予算の審議内容と今回の歳入が全然予算計上されていないということで、非常に疑義を感じるわけです。要するに今まで議決をもらった予算の中の財源をここに振りかえをしてということですけれども、3月の議会以降、4月に新たに発生した問題について予算措置を私はなさったものだと思っていますので、そうではなくて、やはりきっちりとこれまで議会に説明した対応が、正直言って私はなされていないと思うんです。 要するに同じどんぶりの中でやりくりするんだから、財源振りかえをすればいいのではないかと。ところが、私どもはそういう受けとめ方、あるいは対外的に話しされたことはそうではなくて、桜並木駐車場、あるいは臨時駐車場の諸収入を充てて、その中から40%というふうに私どもは説明を受けたと思いますし、また、対外的にもそういう話ではなかったかなと。どうも当局の考えているのと私どもと、今回の予算措置を見ますと違うような気がするんです。多分、予算の編成の折には、部内的にはそういう、今、総務部長が話しされたようなことになるのではないかなとは思いますけれども、予算を議決した議会として考えてみますと、今の説明では私は正直言いまして、何か、そうなのかなと思えるような感じはしないんです。 はっきり申し上げて、こんな言い方をすると申しわけないですけれども、私の感覚で話しさせていただきますと、これは下手をすると予算の事前執行に当たるのではないかなと、予算議決をしていない、当初の計画事業にかかわる予算の議決はしてあります。しかし、その一部、含まれたものを財源を振りかえして、あるいは歳入であろうが歳出であろうがということになりますと、その範囲内で当局が考えて、あるいは実行しているから構わないのではないかと、そうではないと思うんです。やはり、議会側に説明した内容に沿った予算措置というのが、私は必要だと思うので、そこら辺、市長の考え方をお伺いしておきたいと思うんです。最終的には市長の決裁がなければ予算提出等もないでしょうから、そこら辺、市長がどう受けとめてやったのか。 それと実行委員会という話でなさっているので、実行委員会の折に市長が話しされた、今の義援金の問題について、議会には後で御報告いただいたので非常にタイムラグがあるかもしれませんけれども、予算のあり方、あるいは予算の編成の問題と、一たん議決した予算に対する責任は、議会も当然持ちますけれども、執行者側はもっと別の意味で議会に対する責任、あるいは市民に対する責任って私はあると思うんです。そこら辺も含めて、市長から若干お考えを伺いたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。
    ◎市長(門脇光浩君) 佐々木議員の御指摘で、平成23年度当初予算を御審議いただいた2月当時の説明と、それから、今回このような財源振りかえをしたという手法とについては、要するに解釈の違いがあるのではないかという、もしくは精巧なやり方なのかなという話で、これは疑義を呈していただいたというふうに思っております。 3月までかかった予算の編成時点では、もちろん想定し得ることではなかったので、これは多分議員も不測の事態だったということで、それは御理解いただけるかと思いますけれども、その後の実行委員会等でのやりとり、また、今回このような形で財源振りかえをさせていただいたという経緯については、もう少しやはりお話をしないと御理解いただけないのかなというふうに思っています。 先ほどの高橋議員の御質問と少し重複しますけれども、何回か桜の開会について実行委員会のほうで議論をしている中で、先ほども少し話をしましたけれども、決して私どものほうから駐車場収益を、例えば義援金という形で被災地に届けようということを独善的に行ったわけではなくて、実行委員会の各委員の方々が、今回の桜を通常のベースでは開会できないということは、もうこれは目に見えて余ることなんだけれども、この桜という、角館で今までずっと愛してきた桜というもので被災地を応援するという1つの手法ではないかというようなお話をいただきました。 それは、何回も実行委員会を開催している中で、少しずつ財政的な裏づけをしなければいけないということでやりとりがあった経緯はあります。私どもも実行委員会のほうに参加はしておりますので、一番、要するに財政規律を乱すことのない状況でこの財源というか、資金を届けるためにはどうしたものかということで、いろいろ検討した結果このような形になったわけでありまして、当初予算のときと、また違う状況の中で、さらに皆様にはわかりにくい財源振りかえというふうな形になってしまったということは、これは本当に申しわけないというふうに思っております。ただ、先ほども話しましたけれども、出し方については、できるだけ私どもも財政的な約束事を逸脱したものであってはならないという考え方から、形としてはこの形を選ばざるを得なかったというのが正直なところでありますので、それは御理解いただきたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤峯夫君) 21番。 ◆21番(佐々木章君) 市長のほうから考え方ということでお伺いしましたけれども、既決の予算についての歳入の財源は確保されておると思いますけれども、私は今回の義援金に対する歳入の財源は確保されておらず、逆に言いますと、この予算書を見ますと、前年度繰越金、いわば真水の一般財源から出ているのではないかなと。歳入のことで考えますとですよ。歳出はその他の特定財源になっていますけれども、歳入で確保されているのは前年度の繰越金約四千何百万円かな、ちょっと今、見ればわかりますけれども、この中で、この財源をもとにして考えられたのではないかなと。やりくりの問題ではなくて、これはやはり4月以降に起きている、いわば事象ですので、3月の予算の議決を--2月議会ですか--した中での話ではなかったと思うんです。 そうすると、新しい事象に対してどうなんだということになると、もし、私が今話したような前年度繰越分が当たっているのではないかとするならば、その他の財源ではなくて一般財源になると思うんです。そうすると、従来説明してきた内容とやはり違ってくると思うので、そうすると、私が今、指摘したような前年度繰越金は一切、今回の予算措置には関係がないんだと。それで既決の予算の中での特定財源を振りかえしただけなんだと。だから、その分7款、あるいは2款の関係ですね。それぞれの行政目的があって、行政効果を上げるために予算措置しているのが、内部的に2款であろうが、あるいは7款であろうがいいんだということであるとするならば、予算を編成して、予算を提案して、予算の議決をもらった意味って何なんですか、逆に言えば。 将来的にこういうふうになるだろうから、そのことを見越したら使える財源があるから振りかえしたんだというふうにしか私は受けとれないです。そんなことやれるんだったら、予算を議決するなんて何のことなんですか、逆に言うならば。そうすると新たな事象として出てきたものにどう対応するかというのは、私は違うと思うんです。ここはもしかしたら私と市長の見解が違う部分があるかもしれませんけれども、議員としての立場で考えてみますと、新しい事象に対して新しい1つの事業といいますか、目的を持ったことをやろうとするならば、それにあった予算措置をきっちりとするべきだと思うんです。だから、財源の振りかえだけでやってしまったとするならば、ある意味では、先ほど1番議員さんも若干それらしきニュアンスの話ではなかったかなと思いますけれども、私は予算を行わないままの事前執行をしてしまって--歳入の面で特にですね--ではないかなと思いますので、もう一度だけそこをちょっとお伺いしておきます。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 財政措置上のことについて、もう一度私からお答え申し上げます。 先ほども申し上げましたとおり、通常、毎年同じなんですけれども、桜まつり期間中の駐車場収入につきましては、当初予算の段階で既にその分を見込んで計上しています。今回、もし義援金ということで新たに歳入に盛り込むとすれば、同じ駐車場収入を2回計上する形にならざるを得ないということで、今回、当初予算で計上している歳入の中から2款のほうへ充当がえをさせていただいたということでございます。通常ですと、平成22年度の実績ですと、4月、5月だけであの桜並木駐車場は1,055万1,000円の収入がございました。そうしたことを、前年度実績を見て当初予算に既に桜まつり期間中の駐車場収入は計上してございますので、改めて今回歳入に計上することは財政サイドとしてはできなかったということでございます。 当初に充当していた科目から充当がえをさせていただいたということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 21番。 ◆21番(佐々木章君) 正直言いまして、財政編成をしている立場としてはそういう答弁だと思います。私が言っているのは、議決をした立場の議会として、そういうことを含んだ形のことが4月以降に起きた事象に対してどうなのかなという、当局の話がどうなのかなと思って今回、質問したわけですので、時間も時間ですので、この後もしよろしかったら総務委員会で若干そこら辺、私の考え方が違う方向だとするならばあれですけれども、議論していただければと思いますので、どうか、議長、いいですか。総務委員会でやってもらうというか、今、話したことについて、もし議論していただければありがたいと思いますので、お願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 21番、佐々木章君の質疑を終わります。 13時まで休憩いたします。                              (午後0時01分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後0時58分)--------------------------------------- △議案第76号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第8、議案第76号 平成23年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 議案第76号の平成23年度仙北市集落排水事業の特別会計補正予算(第1号)について、若干質問させていただきます。 今回の補正予算は一般会計からの繰り入れ236万円を使い、田沢農集排の地区における、新たに新宅、新規の宅内マンホールポンプを設置するための補正予算ではありますけれども、質問の一つとしましては、現在仙北市におかれまして、合併前から西木村が受益者負担なしで平成9年から農集排を実施し、さらに角館町においても平成12年から農集排、そして白岩前郷、そして平成20年には田沢湖、仙北市田沢地区におきまして農集排を供用開始され、いずれも加入目標値よりもかなり低い数値に推移しているのが現状でございます。その主な要因について、基本的な点でどういうふうにお考えなのか、その点について、まず1つお聞きしたいと思います。 2つ目には、この農業集落排水の施設の利用料についての関係でございますけれども、廃棄汚水量の算定方式がございまして、御承知のとおり水道使用料、そしてそれ以外のものというふうな区分もあり、水道料金の場合は御承知のとおり10立米を基本になさってございます。がしかし、県内におかれましても湯沢市や横手市では8立米、またはそれ以下というところも出てきました。なぜならば、高齢化、そして過疎化がますます進み、6人家族や8人家族というのはそう滅多になく、1人ないしは2人、多くても3人という少人数世帯が圧倒的になってきている現在、やはりそういう点での負担を少しでも緩和していくというふうな点を、さらに少しでも加入促進に結びつけるというふうな点から改定を検討する必要はないのかどうか、その点について1つお聞きしたいと思います。 それから、今後ますます過疎化が進み、場合によっては、部落においては限界集落も含めていろいろな点での加入促進が非常に難しくなるわけですが、基本的にどのようなことを今、加入促進に向けて展開しようとなさっているのか、もしお考えがあれば、簡単で結構ですのでひとつお答え願いたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) ただいまの御質問についてお答えいたします。 1つ、今後の加入促進を図るための具体的施策ということのようでございますけれども、現在、仙北市の下水道についての加入促進については説明会、広報、パンフレット等で市民の皆様へお願いしているところでございますが、合併当時の水洗化率は54.6%でございました。それが現在67.8%まで、少しずつではございますけれども、年々向上しているのは現状でございます。1つの加入促進策といたしまして、昨年度から住宅リフォーム促進事業により、下水道へ接続した場合には一定額を補助する制度がございます。昨年度これを利用いただいた方は92名ございました。そして、この事業は来年まで継続する予定ですので、できるだけ多くの皆さんに利用していただき、生活環境の向上に努めていただきたいというふうに考えてございます。 さらに、水洗化される方につきましては、前々からある制度ではございますけれども、水洗便所等改造資金融資あっせん制度等も設けております。この内容につきましては、御承知のとおり元金を市内の金融機関から借りていただき、利子分は市が全額負担するということで運用してございます。今後も啓蒙活動により加入率の向上に努めてまいりますので、どうか御理解をお願いしたいと思います。 それから、2つ目の料金関係についてでございます。 料金体系の一部見直し等についてということでございますけれども、現在の下水道の使用料につきましては、各地区ごと、それから各事業ごと、これは公共下水道、集落排水等の事業があるわけですけれども、これによって使用料の算定方法、それから水道の使用料をもとにしているものと、それから世帯人数、利用人数をもとにしているものと2つに分かれているのが現状でございます。このことについては、合併時の事務調整すり合わせにおいても改定及び統一すべきとの方針が出されておりましたことを踏まえ、今年ですけれども、去る6月3日に第1回目の下水道使用料等検討委員会を開催いたしております。で、現在の料金体系について協議していただいているところでございます。今後、この検討委員会の中で使用料金の適正化に向けて議論していただき、議会からも御意見を伺いながら、旧市町村間や事業間でも差がないような、公平な負担をお願いできるような料金の統一を図りたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) ただいま、建設部長のほうから答弁いただきましたが、ちょっと二、三、もう一回お聞きしたいと思います。 初めに、加入促進の件でありますけれども、先ほど部長もおっしゃいましたとおり、住宅リフォーム制度の活用というのも、非常にこれは大きいウエートを占めてくると思いますので、さらなる活用についてのPR広報等もひとつ含めて、または業者さん自身も直接回っておる方もおるようでございますので、お互いに協力し合って、1人でも2人でも加入促進に向けて頑張っていただきたいと思います。 ただし、これまで民生費の中に置かれておりました高齢者及び障害者等の住宅整備資金貸付金、そして、先ほど部長のほうからもおっしゃいました水洗使用料等のあっせん、市中金融機関を窓口にお願いするわけですけれども、その際にやはり保証人ということが必ずつけられるわけでございます。特に障害者住宅、高齢者の住宅整備貸付金も含めて、ある程度の年配になってからなかなか保証人というのを探すのはかなり難しいことではないかということで、やはり簡単に保証人が、兄弟であってもなり手がないというくらいの時代ですので、何か保証人なしでできるような方法というものを検討できないものなのかと。だからと言って回収できないのではもちろん困るんですけれども、そのあたりの今後検討することができないのかどうか、第1点。 それからもう一つは、今、下水道使用料に関する検討委員会を立ち上げて、6月3日に第1回目の会議を開いたようですが、使用料料金の単位の改正、つまり旧田沢湖、西木、角館を統一化する中で、やはりこの農村集落排水の世帯の年齢構成が当然わかっておるでしょうから、やはり圧倒的に高齢者が多いとすれば、やはり10立米から6立米に、または8立米というふうに数字を、実際使う量に見合った料金にしていかないと現実的でないのではないかなと思うんですが、その点についてはいかがなものでしょうか。 それから、さらに受益者負担については、先ほど私、申し述べましたとおり、西木村時代には負担なしでやってきていますので、現在田沢湖、そして旧角館、両方とも受益者負担の未納者が恐らく見受けられるのではないかと思うんですが、もし把握されておりましたら教えていただきたいというふうなことと、あわせて、今回の下水道使用料の検討委員会で、この受益者負担を加入促進に向けてどうするのかと、負担金も払えなければ第1次的に考えても当然利用するはずがないわけでございますので、その点についてのお考えがあればひとつお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 普及の手段といたしましては、議員御指摘のとおり住宅リフォーム促進事業費等は大変効果がございますので、まだ、すべての業者がこの事業を理解しているという状態でないところも見受けられますので、宣伝に努めて大いに利用していただきたいと。そして、少しでも普及率を上げてまいりたいというふうに思っております。 それから、保証人の件でございますけれども、いずれどこで貸そうが回収できなければ大変な問題でございますので、これについてはここですぐに保証人をなくするという答弁はできませんけれども、何らかの方法があるかないかについては検討してまいりたいといふうに考えております。 それから、受益者負担金でございますけれども、合併前は確かに西木地区については受益者負担金はいただいておりません。ですけれども、その後の個別浄化槽等で実施した分については、ほかの市町村と同じく受益者負担金をいただいてございますので、今後の分についてはすべていただくということになると思います。 それから、受益者負担金の未納の分については今、私、ここに資料を持ってきておりませんので、後ほどお答えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 料金の関係でございますけれども、今、一番問題になっているのは水道のメーターに基づく使用料でなくて、我々は人数、家族の世帯人数による使用料については、現在割かし高くなっているというのが現状でございます。それで、すべて上水道を通して出た水は下水で処理するという考え方からいけば、全部メーターにしたいというふうな、メーターの使用料に基づき積算したいということで、今、検討をしていただいているところでございますので、これによって人数が少なければ使用料が少なくなるということは多く出てくると思いますので、そこでは料金の調整は、平等化は図られるものというふうに思っております。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 1点だけお願いします。 先ほども何回もお聞きしていますけれども、少子高齢化時代の中で少子化、そして世帯も核家族化、ひとり暮らし、高齢者の2人暮らし、場合によっては多くても3人世帯という少人数の家庭が恐らく圧倒的ではないかなと思うわけです。特に、白岩前郷地区を見ましても、最近は空き家も出ています。何軒かあるということまで私は言いませんけれども、恐らく田沢地区、そして西木地区でも当然あり得ることだと思いますので、そういうふうなことを考えた場合、やはりこれからは人口がふえるどころか減るのがもう当然視されているような時代でありますので、10立米ということだけにこだわらないで、単位を8とか6とかというふうな方向に向けても、先ほどの6月3日から始まりました下水道使用料の検討委員会で標準化を図るというふうな検討委員会でも議論していただけないものかなと思うんですが、その点についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 御指摘の件でございますけれども、検討委員会に提案して、検討していただくようにいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第77号~議案第78号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第9、議案第77号 平成23年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)から日程第10、議案第78号 平成23年度仙北市生保内財産特別会計補正予算(第1号)までを一括して議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告がございませんので、質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第79号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第11、議案第79号 平成23年度仙北市病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 議案第79号 平成23年度仙北市病院事業会計補正予算(第1号)について。 これは議案説明にもありますとおり、秋田大学の6年生、医学生2名に対しまして修学資金貸付金480万円を一般会計から負担し、追加補正するわけでございますが、質問の1点目は、本年度当初予算とあわせまして、今年、医学生等、つまり看護師とか薬剤師とか、その他の技術者の方々もおるんでしょうけれども、どのように貸しつけられているのか、その貸しつけ内訳を簡単で結構ですので、もしわかればお知らせしていただきたいと思います。 質問の2つ目は、今回の補正予算に関連しますけれども、病院事業管理者を12月定例会で市長から提案され、これに伴う仙北市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例制定が議案として出され、そして可決されて設置は1月1日からになっておるわけです。御承知のとおり4月1日付で宮川信先生が長野県から見えられまして、今、当面差し迫っております市立角館総合病院の改築に向けた用地選定やいろいろなもろもろの分を恐らく検討なさっておるのではないかなと思います。 しかし、最近聞きましたところ、私は、人からの話なんですけれども、長野県の民間の病院、そして民間の女子短期大学の講師等もなさっており、週2日はどうしてもそちらの長野県のほうに行かざるを得ないんだと。そのためには1週間に、普通役場職員は平日は5日間勤務するわけですから、そうすれば現実としては3日しかこちらにおられないわけですね。これは、市長は当然これに対する、先ほどの12月定例会で提案されました給与並びに旅費等に関する条例制定の説明のときは、田沢湖、角館両病院に1週間のうち1日ずつぐらいは外来診療にぜひ当たっていただきたいということ、これは説明でちゃんと書かれています。 それが実際は、今現在は行われておらないようですけれども、こういうふうに仙北市とも個人的な、そういうふうな人事的な契約をされ、そしてまた、なおかつ長野県の2団体、それはいろいろ病院なり短期大学かもしれませんけれども、そういうところとも二重契約なさっておるということは前からわかっておったんでしょうか。それをまた、市長も認めなさっているから、実際そういうふうになっているのかなと思うんですが、その点についての答弁をひとつお願いしたいものだと思います。 それから3つ目には、先日、市立田沢湖病院の外来の掲示板をちょっと見させてもらいまして、患者さんからの投書が掲示されてございました。午前は11時半まで、午後は4時半まで外来の診療時間になっていると。しかし、4時半5分オーバーしたということで、結局断られたというふうなことが書かれていまして、それに対するいろいろな言いわけといいますか、病院の説明も下のほうに書いていました。それは言えませんけれども、さらに、市立角館総合病院の外来の総合窓口、掲示板2カ所に最近張り紙がございまして、何を書いているかと言えば、市立角館総合病院の受付時間は従来どおり午前11時までとなっております。以後は原則として受け付けしませんので御了承ください。午後の急な発熱、内科、外傷等については、最初に市内の診療所(開業医)等で診察を受けてくださいと。必要なときは診療所(開業医)から紹介状を御持参ください。なお、重症で診察を必要とする場合は救急車で御来院くださいと、こういうことが書いて、私もちょっと本当にびっくりしたんです。 確かに張って掲示しなくても、今もう、あと先生が手術に入ったとか、病棟の診察があるので何とかひとつほかのほうに回っていただけないかとかということは、実際は物理的には当然あり得るかと思います。がしかし、私もかつて病院関係でお仕事を長くさせていただいた関係上、こういう張り紙をしたところは見たことがございません。それはケース・バイ・ケースで対応すればいいんです。張り紙ということは、これは極端な受けとり方をする方は、それは被害妄想的に、誤解かもしれませんけれども、午後からの外来診察は拒否するというふうな受けとり方をされかねないようなことなんですけれども、これについては病院事業管理者、並びに病院事業医療局の局長、門脇市長もそれを御存じなものでしょうか。それをまた認めた上でこういうふうな掲示をさせておいてよろしいものでしょうか。あわせてお尋ねしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤医療局長。 ◎医療局長(佐藤秀夫君) それではお答えを申し上げます。 まず、修学資金の貸し付けの内訳ということで、最初にお断りを申し上げておきますけれども、必要であれば資料としてお出しをする気持ちはありますので、申し上げておきます。実際は平成22年の11月4日が最初でございました。平成22年度につきましては、看護師が5名、薬剤師が1名、トータルで1,505万円を貸し付けいたしてございます。それと、すみません。ちょっと訂正させていただきます。平成23年度が医師、4月に1名、それから、この前提案理由でお話を申し上げましたように、ことし1年間ということで医師2名、さらには看護師1名、この後については看護師関係2名ほど追加要望がございます。トータルで1,505万円でございます。 それから、2点目の管理者に関しての御質問でございます。 週2回、長野県にいると。これは市長も私も知っているのかどうかということです。最初、当初の教育民生常任委員会がございましたときに、その状況は御報告を申し上げております。これにつきましては私も市長も承知の上でございます。手続上といたしましては営利企業等従事許可証を本人から出していただいて、市長から決裁をいただいた上での措置でございます。御承知おき願いたいというふうに思います。 それから、管理者を選任する際に市長から、外来診療に当たるんだという、このことは今、行われているかどうかという御質問でございました。現在は行っておりません。と言いますのは、この後行いますけれども、現在は県関係、大学関係、関連する病院関係のあいさつを優先させていただいております。今月の24日に最終の予定でございましたけれども、急遽切り上げまして、17日にその業務は終わってございます。この後、管理者とそれぞれの病院の間で課題とするものの話し合いをしていただこうということで、管理者のほうに私のほうからお話を申し上げております。その上で管理者もそれぞれの病院で外来診療を行いたいということは希望を申し上げられておりますので、そのことも含めて協議をしていただきたいというふうに思っています。当然、その方向に行くだろうというふうに考えてございます。 それから3点目として、田沢湖病院の外来の掲示板、それから角館病院の受付の時間に関しての掲示板への張り紙の件でございます。詳細にわたっては、報告はいただいてございません。ただ、田沢湖病院のケースについて私がどうのこうのということを申し上げるつもりはございませんけれども、角館病院の受付が11時までだと、こういう病院は初めてだという御発言でございましたけれども、これは私が察するには、原則論として張り紙をしているものだと思います。他の病院のように医師が多数おられる場合であれば、それは午後の診療も可能でしょう。しかし、医師が少ない上に検査をやって、手術をやって、さらに午後に診療もやってくださいというのは、私は難しいだろうと思っています。病院として何が優先されるべき事項なのか。当然、入院患者の処置が私は最優先されるものであろうというふうに思っています。そういう意味で張り紙をしているものだというふうに理解をしております。 また、この張り紙をするに当たっては、これも角館病院の総務企画課長からおおよその話は、この部分については聞きましたけれども、開業医さんとも話をされたというふうに聞いております。私どもとしては、当然病院のみならず、開業されている先生方、診療所も含めてトータルで考えていかないと、病院だけで全部やりなさいと言ったって、実質的にこれは無理であります。そういう意味での張り紙だというふうに御承知おき願いたいというふうに思います。 なお、高久議員がちょっとやり過ぎではないかという部分については、私のほうから病院のほうへ話をして、ちょっと表現がまずいところであれば、それは訂正をさせていこうというふうに思っています。 以上であります。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 高久議員の、私には3点だったと思います。 1点目の宮川管理者が長野県内の大学で教鞭をとっているということを知っているかということについては、御存じ申し上げております。以前、議会のほうにもお話をさせていただいたというふうに思っております。 それから、2点目の外来診療ができていないのではないかと。これは宮川医師、管理者は、前に話を聞いたときには、できるだけ市民の方々と医療行為も含めて一緒にさまざまな場面に立ち会って、仙北市の医療の確立に尽力したいという思いの一つとして患者さんにも接したいという思いがありました。その話をさせていただいたということでありまして、先ほど局長から話があったとおり、まだ着任後のさまざまなことでできていないということはおわびを申し上げたいと思います。 それから、3点目の掲示板についてですけれども、まことに申しわけありません。私は知りませんでした。知らなかったということであります。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 初めに、この看護師、薬剤師、そしてその他のスペシャリスト、そして医師等に対する修学資金の貸付金が非常に効果を上げているなというふうに私も思います。それなりに効果が出てきているなというふうに思います。それについては再質問しません。 2つ目に、今、門脇市長から御答弁いただきましたが、長野県で宮川信先生が教鞭をとっておられることは知っていたと、私は議会でも話ししたことがあると思うというふうな意味の先ほどの答弁でしたけれども、私は聞いていません。私、今まで議会は欠席は最近したことないんですけれども、それは教育民生常任委員会に、例えば具体的に何月何日の日に話しされたんでしょうか。そして私が聞きたいのは、12月定例会に提案されました仙北市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例制定についての時点では、去年の12月時点ではそういうことは、門脇市長は知らなかったのか。いつの時点で宮川信病院事業管理者からお話があったのかということもあわせて再度お尋ねしたいと思います。 それから2点目は、先ほど佐藤医療局の事務局長のほうから御答弁をいただきましたが、私は特に市立角館総合病院の関係については、これまでも私、仕事をしたこともありますけれども、こういう張り紙は見たことありません。なぜかと言えば、さっきも言ったとおり、午後からは先生は確かに手術室に入ったり、検査、または病棟の回診、いろいろなことがあります。午後から黙って医局に座っている先生はほとんどおらないのではないかなともちろん思います。がしかし、病気というものは午前中にだけ発病するものではありません。けがも午前中にしかしないということは物理的にも絶対ありません。午後からもなる場合もあれば夜中でも、休日、祭日になることも当然あるんです。人間の体ですから、動物ですから。そういうことにできるだけ対処していただけるようにしたいというのが、やはり市民の病院、市立病院の役割ではないでしょうか。 全部診ろとは決して申しません。やはりぶつかったときは申しわけないけれども、ほかの開業医の先生のほうに当たっていただけませんかとか、他の病院にひとつ行ってもらえませんかというふうにケース・バイ・ケースで窓口なり、いろいろな担当がお話しして御理解と御協力をいただければ済むことになるのではないのでしょうか。こういう張り紙をすれば、午後からは一切見ませんと、開業医のほうに行ってくださいと、ストレートに見ればそういうふうに受けとられがちになるし、やはりそれは、私はまずいと思うんです。 また、市立田沢湖病院におかれましても、5分ぐらいおくれた、再来機が午前は11時半、午後は4時半でストップするというふうに、どうもシステム上なっているようです。がしかし、何としても七転八倒しているような患者さんが来た際には、ほかの病院に行ってくれませんかではなくて、もし先生が、ちょっと待たせるけれども、ではちょっと診ていただくように院長先生や副院長先生、その他の先生にお願いしてみると。それでもだめだったら、それはしようがないというふうなこと。そして、一番張り紙で問題だなと思うのは、緊急の患者さんの場合は、重篤な患者さんは救急車で来てくださいと。救急指定病院だから救急車を断るということは、原則はしないわけですね。でも、やはりちょっとこれは誤解を与える非常に悪い表現だなと思うんですが、それを改めさせるということはしなくてもよいというふうに考えておられるんでしょうか。これは門脇市長にも、それから佐藤医療局事務局長にもお尋ねしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 医療局の事務局長というのはいないんだ。医療局長なんです。失礼のないように。 ◆19番(高久昭二君) 失礼しました。医療局長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 宮川医師は医師としても大変優秀な方で、また病院経営という点でも、飯田市立病院を建て直しして、大変実効性の高い医療を確立したということで評価をしたということがあって、今回、仙北市のほうにお越しいただいたということがあります。なので、果たしていつごろだったのかというお話を私、今、議員から聞いて、いつごろだったのかなと今、なかなか時系列的に思い出すことができないので、後で整理したいと思いますけれども、やはり地元のほうでそれだけ優秀な医師であり、経営者であったということで、何とか教鞭を続けてほしいというお話があったのは今年に入ってから、その以前からもずっと宮川医師に何とか仙北市に来てほしいという話をしている中で、ことしに入ってからぐらいだったのかなというふうに記憶しています。ちょっとその辺が、経過がなかなか自分の中で、準備段階で前後するとまずいので、ちょっと後でこれはもう一回ひもといてみたいと思います。 それからその前のお話で、果たしてお話ししたのかという話でありますけれども、常任委員会であったか、議会本会議で高久議員が聞いたことがないとすれば議会の本会議ではなかったかもしれないです。それは議事録等さまざまな記録をもう一回見てみたいと思いますので、少しお時間をいただきたいというふうに思います。 それからもう1点、診療時間について、私にも質問ということでありましたけれども、急患があり、さまざまなことを予測できないところに病気、けがが起こることであると思います。市立の病院はできる限りその診療行為には積極的に当たるべきだというふうに私は思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 佐藤医療局長。 ◎医療局長(佐藤秀夫君) それではお答えを申し上げます。 まず、管理者の件でただいま市長からも答弁ございましたけれども、ことしの教育民生常任委員会の協議会の最初の日でした。日にちまではちょっと記憶してございませんけれども、報告の中で私から委員会のほうへ御報告申し上げております。宮川管理者につきましては、4月1日から就任をされていると。今は、大学とか県関係を訪問していると。それと、月、火が不在になっているケースが多い。それは飯田女子短期大学の非常勤講師も務められておるということも申し上げております。その上で、先ほど申し上げたような手続をとっておるということを御理解願いたい。なお、その際には今年度いっぱいでこういう役職については整理をしたいと本人が申しておりますのでということも申し上げたつもりであります。 それから、外来診療に関する張り紙についてでありますけれども、基本的には私もそう思います。ただ、先ほど申し上げましたように、訂正すべきは訂正させますけれども、原則論として私は張っているだろうというふうに理解をしております。その上で、弁解するつもりは毛頭ございませんけれども、私と管理者は金曜日、角館病院のほうへ行っております。その際に、2回とも午後からでしたけれども、救急車で来られた人もおりますし、別の車で来られた方もいます。先生方の人数が少ないということで宮川管理者に2回ほど対応していただきました。すべて午後からであればお断りを申し上げているということはございませんので、訂正すべきは訂正させますけれども、御理解を願いたいというふうに思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 時間切れです。 時間になりましたので、わかっておりましたら質問をやめてください。 19番、高久昭二君の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第80号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第12、議案第80号 平成23年度仙北市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 議案第80号 平成23年度仙北市水道事業会計補正予算(第1号)。 同補正予算は資本的収入及び支出にそれぞれ1,347万4,000円を充て、国交省で実施しております国道46バイパスの工事に伴う地下水が変動したことに伴う補償として、国交省が仙北市に、町屋地区3工区に工事を実施していただくように委託を受けたというふうに伺っています。 質問の一つは、同工事が国の補償工事であることからして、それぞれの対象戸数は幾らあるのか。あわせて、その各御家庭の水道メーター器のところまですべて個人負担なしで工事を行うというふうに理解してよろしいのでしょうか。 2つ目は、今後、前々から検討課題となっております町屋地区から月見堂方面に、今、入見内川を新しく橋梁を敷設しまして工事が進んでございますけれども、それに向けた水道管の強化というものも予定されておるものでしょうか。 それと、もう一つは雲然田中地区のほうも水道の未普及地区になってございますし、以前からの課題の一つとなっておると思うんですが、これについても今年度から具体的に設置の方向に向けた検討というものはなさらないのかどうか。その点についてお伺いしたいと思います。 それと3点目の質問は、3月11日の東日本大震災、また、それ以後の余震、2度にわたる仙北市内の長時間停電もありましたけれども、上水道、簡易水道を扱う企業局ではかなり頑張っていただいたということを評価するものであります。特に、夜間、休祭日等は正職員がたしか原則としてはおらないと思いますけれども、その中でシルバー人材センターから派遣されてございます社員というか、シルバーセンターの社員が非常に頑張っていただいているという話も聞いております。 がしかし、たった1時間、最低賃金の630円だというふうに聞いていますが、いや、それはシルバー人材センターが決めることでしょうという答弁がはね返ってくるかもしれませんけれども、シルバーと契約をする段階で、もうちょっとやはり夜間の作業、ただ何も来なければ寝ていてもいいというわけではないでしょうから、塩素がきちんと適量に注入されているのかとか、計器が間違いなく動いているのかどうかというものを、常々やはりチェックをしなければならないし、なおかつ大震災なり停電が起こった場合は非常にやはり緊張が伴うという中で、正職員は全くおらなくても済むものなのかどうか。水道は市民の口に直接入ってくるものです。もし、機械が故障したり、塩素注入機がうまくいかなかった場合はだれが責任をとるのか。係の人がとれと言っても無理な話なんです。 そういうこともあるので、果たして今の体制を今後も続けていくべきものかどうかも、あわせた御答弁をひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 下総企業局長。 ◎企業局長(下総芳則君) 高久議員の国道46号のバイパスに関連した御質問にお答えしたいと思います。 まず最初に、補償の関係の工事でございます。これ、4路線ございます。この補償の内容でございますが、うちのほうで企業局が委託されましたのは本管のみの布設でございます。したがいまして、メーターまでの工事ということは、多分国交省のほうで補償としてやっているものと推察しております。 次に、工事に伴って雲然田中関係の検討ということでございましたけれども、いずれ仙北市の未普及地区の水道につきましては、今後非常に、今現在市が抱えている大きな課題でございます。いずれにしましても今、中川地区が認可をとりまして事業を推進してございます。それが終了次第、この田中、あるいは雲然地区、いずれ雲沢地区のほうの認可も必要となるということで、これについては検討を既にしておる状況でございます。 それと地震の関係でございます。 特に、地震になりますと停電が、一番私どもが怖い状況になってございます。と申しますのは、水道を配水池まで上げられない。あるいは地下からくみ上げることができないという状況でございまして、停電が起きたときの自家発電設備のあるところ、ないところがございます。もちろん簡易水道の関係、それと上水道の関係もございますが、今の段階では発電機のないところについては、近くの業者さんにお願いしてすぐ稼働するような手法をとってございます。また、上水道につきましては、前回ちょっとトラブルがございましたが、また配電設備が回復して今の発電機が稼働するようになってございますので、当面の間は大丈夫というふうに考えてございます。 ただし、特に夜間について正職員がいないという状況ということで御質問がありましたけれども、いずれ何かがあった場合は今、遠隔操作等ですべて職員のほうに連絡が行くようになってございます。ちょっと、今現在やっている職員については大変御難儀かけておりますけれども、この関係もいろいろな法律、あるいは労働基準法とかそういう関係の問題から、ちょっと見直ししなくてはいけないのかなというような状況に、今、差し迫ってございます。これについても、できれば上四半期の間には結論を出したいというようなことでございます。 いずれ、市でも飲み水を預かるという責任性からは、今、でき得る最大の努力をしながら対処しているという状況ですので、何とぞ御理解願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 最初の1点目の質問はわかりました。 2点目の質問になるわけですけれども、中川地区は認可をとりつけて、今、進めていくと。さらに雲沢地区も検討していくというふうなことの答弁でございましたけれども、今年度中に雲沢地区も認可を申請する方向で検討なさるのか、あくまでも検討で終わる可能性があるのか。今年度中ですよ。その点--すみませんが、もうちょっと聞きます。 2つ目は、ただいま下総企業局長から答弁いただきましたけれども、以前に上水道のトラブルがあったと。いつ、具体的にどのようなトラブルがあったんでしょうか。上水道のトラブル。 それともう一つは、今までと同じような形で今後も夜間、休祭日、シルバー人材センターから派遣された低賃金の職員をそのままにやらせていくという方向もあるかもしれないし、さっき労基法という話に触れましたけれども、労働基準法にのっとれば、昼休ませて夕方から勤務というふうなことも可能なわけですね。病院も企業局ですから夜勤、準夜、深夜の看護婦さん、またおるわけです。または夜間だけ働いている職員もおるわけですので、そういうふうな方向も、やはり責任を全うするというふうな立場で、やはり問題になればどこに行くのかと。失礼ですけれども、立場上必ずそういうふうな文句なり、苦情なり、問題なりが発生した場合は必ず門脇市長に行くと思います。 そういう点からしましても、やはり責任ある方を配置するか、緊急連絡の体制をとっておるというふうなことを言われましたけれども、やはり、場合によってはその方が外出していてなかなか連絡がとれないこともあるかもしれません。または、お酒を飲んでいるときもあるかもしれません。それはやむを得ないわけです。ちゃんとやはり責任を果たせるような体制を、決して役所だからいいのではなくて、民間はそれが当たり前になっています。民間と同じようにしろとは言いませんけれども、もう少し体制をやはり強化していかなければならないのではないかなということで、またさっき言いました最低賃金のお支払いでいいのかどうかも、シルバー人材センターと更新、または話し合う機会があったら話し合いを詰めてみるというふうなお考えはないのかどうか、その点についてお答えをよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 下総企業局長。 ◎企業局長(下総芳則君) 先ほどの答弁に1つだけ答弁漏れがございました。大変申しわけございませんでした。 先ほど御質問がありました国交省の、例えば橋に添架するとか、そういう御質問がございましたけれども、基本的には国土交通省の重量構築物等に添架は原則許可いただけません。したがいまして、私どもが独自でその設備を構築することになろうかと思います。いわゆる国道線沿いでございますけれども、そういう状況ですのでひとつ御理解願いたいと思います。 それと雲沢地区の水道事業の認可でございますが、これの検討につきましては始めております。ただし、平成19年度中に皆様からアンケート調査を実施いたしましたところ、回収率が5割を切ると。そして加入率もその半分以下だということで、トータルにしますと2割を切るというような加入率でございました。私ども企業といたしましては、その償却資産等々を単純に比較しますと、相当数の水道料金をいただかないと経営上成り立たないということも今現在判明しております。そういうものを踏まえながら、なおかつこの雲沢地区の上水道への認可にできるだけ前向きに踏み切っていきたいというふうに考えているところでございます。 それと、トラブルと申しましたのは3・11の地震の際でございますが、うちのほうの発電機の配電盤が故障したということで、その発電機は回っておりましたが電気が行かないという状況になりまして、配電盤が故障したということで、ぎりぎりの線で角館地区の水道に間に合ったということを踏まえての、その修理に対応したということでございます。それがトラブったという表現になりましたので、ひとつ御理解願いたいと思います。 それと夜間の関係でございます。 今、シルバー人材センターさんのほうに夜間の宿直をお願いしてございますが、雨水のため濁ったとかというのは、ある程度の想定は今、職員のほうもできる状況でございます。ただし、地震などについては突発的でございますので、なかなかその状況が私どももつかめませんが、天候につきましては今の予報機能がすぐれている関係上、ある程度の対応はしているというふうに思っております。いずれ、先ほども申しましたが、今の体制がベターだとは私どもも思っていないというふうに認識しております。そのため、今後局内で今、この体制をどうするかというものを、この上半期の間に結論づけたいというふうに考えているところでございますので、何とぞ御理解願いたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 1つだけ、先ほども聞きましたが、その体制が決まるまでは、まさか空白にしておくわけにはいきませんので、当然今までどおりシルバー人材センターから派遣された社員と言いますか、シルバーの社員の方に頑張っていただくわけですけれども、やはりもう少し時給、最低賃金の630円でなくて、上げていただくように--いや、うちはそれは関係ないんだと。別の団体なんだからという答弁がはね返ってくるかもしれませんけれども、決して、やはり市としても、私、目撃したこともあるんですけれども、かなり頑張って働いておられました。たまたま早朝目撃したこともあるんですけれども。だから、そういう方であればなおかつ、もう少し上げていただくように、シルバーにも、仙北市からもそれ相当の補助金は出しています。そういうふうな関係もありますので、お話しするということは失礼ではないのかなと思うんですが、いかがなものでしょうか。その点だけ。 ○議長(佐藤峯夫君) 下総企業局長。 ◎企業局長(下総芳則君) 確かに議員のおっしゃられるとおり、単価的には低いかなと私も思っております。いずれ重要な役割を担う仕事をされているということをかんがみれば、今後シルバーさんと協議する必要もあるかなというふうに今、考えておりますので、もうしばらくお待ち願いたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第81号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第13、議案第81号 平成23年度仙北市ごみ処理施設規模改修工事請負契約の締結についてを議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 19番、高久昭二君。 ◆19番(高久昭二君) 議案第81号 平成23年度仙北市ごみ処理施設規模改修工事請負契約に伴う締結について、若干質問させていただきます。 質問の第1点目は、このたびの平成23年度の工事契約金額が昨年度と同様1億8,900万円となってございますが、それでは、今回のその予定価格は幾らであったのか、その点について、また、その予定価格をどこで積算、算定され作成されたのかもあわせて--最終的には市長がそれは認めるわけでございますけれども--お尋ねしたいと思います。 2つ目には、平成21年度から今年度まで3カ年、3分割でこの大規模改修を実施してございます。今回が最終年度でございますけれども、これは今後、仮契約条項の中にIHIの株式会社との仮契約条項の中に、何年間最低保証するというふうな条項がうたってあるのか。逆に全くうたっておらないのか、その点についてお伺いしたいと思います。 3点目は、平成22年度並びに23年度における大規模改修工事の設計者、並びに現場監督に当たられた方はどこの会社のどなたであったのかも、もしおわかりであればお尋ねしたいと思います。 4点目は、監査委員の事務局長に1つだけお聞きしたいと思います。 平成22年度における工事監査の結果については、皆さん開会の日にこのテーブルの上に、議会の議員の皆さん方に配られてございますし、それに書かれていましたけれども、平成22年10月22日金曜日に執行しました仙北市ごみ処理施設の大規模改修工事、所管部が、市民福祉部環境保全センターが監査執行時点では、施行中のため未完成と記述されておりましたが、これはいつの時点で完成し、その契約金額がお支払いされているのか。それによる検査員による竣工検査も当然実施され、その報告も受けておられると思いますけれども、そのことについての完成した後の検査、監査の対象として監査委員が監査なさったのかどうか、その文書等も含めて、あわせて、もしおわかりであれば監査の事務局長のほうから御答弁を、サインをされておると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 高久議員からの御質問にお答えしたいと思います。 まず第1点目ですけれども、今年度の契約金額が昨年度と同様であると。予定価格が幾らであったかというふうな御質問ですが、すみません、ちょっと手元に今、数値を持ち合わせないので、確認してお答えしたいと思います。 それから、3カ年の工事のいわゆる瑕疵担保がどうなっているのかという御質問でございましたけれども、私が聞いておりますところによりますと、工事請負約款によりまして、契約事項の記載の中には2年というふうになっているというふうに聞いております。 それから、設計者、監督員ですけれども、これ、ちょっと手元にございませんので、申しわけないですが、確認してからお答えしたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 布谷監査委員会事務局長。 ◎監査委員会事務局長(布谷毅久雄君) 高久議員の御質問でございますけれども、ただいまここに監査報告書を持ち合わせてございませんので、後ほど確認して御答弁させていただきたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 再質問、保留した分は後ほどわかり次第に、御報告をひとつよろしくお願いしたいと思います。 実は私、予定価格はもちろん知る立場にもございませんのでわかりません。しかし、契約金額が昨年の金額とほぼ同じくなっていることは事実でございます。それで、御承知のとおり昨年、平成22年度はシーケンサとかいろいろな更新し、そのほかにガス検査いろいろな部品等の交換、いろいろやられてございます。そして、今年度も改めて、またシー検査の更新とかクレーン、その他いろいろなガス処理室とかいろいろなものの交換等もやられてございますが、もし仮に予定価格がほぼ同じであれば、これ、やっている箇所が違うんですよね。これ、部品が違えば当然単価も違ってくるのではないですか。そうすれば積算的な数値も変わってくるのではないかなと、私はすべてのものを見させていただいてないわけですけれども、そういうふうに思いましたが、その点はいかがなものでしょうか。 あと、例えば今回のガス、その他も含めた単価というものを担当部長は把握なさっておるのでしょうか。可燃性の粗大ごみの裁断機の利用についての更新とかいろいろ、たくさんうたっておるんですけれども、それらも含めたことを把握なさっておるんでしょうか。なぜならば、最初に大規模改修をしなければならないというふうに検討して決められて、それから進んできたわけですが、当然高額な費用がかかるわけですので、3カ年に分割したということはわかるんですけれども、最初、大体かかる予定の金額を3で割ったのかどうか。単純に言えば3等分なさったのかどうか。そして、そのための予定価格、そして実際の契約金額に行っているのか。 なぜならば、契約金額、落札率が99%近くにも、高い数値になってございますので、何をもって随意契約、これは確かにIHI、旧石川島播磨重工が角館地区4カ町村組合のときに工事なさったということもわかるわけでございますし、それから約10年近くたっているということもわかるわけでございますけれども、当然そのプラントメーカーがやるということが一番ベターだということもわからないわけではないんですが、何をもって競争原理が働いているんでしょうか。その点もあわせてひとつ再答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 先ほどの予定価格でございますが、今、数値が入りましたのでお答えいたしたいと思います。 予定価格でございますが、1億8,932万5,500円でございます。 それから、工事の内容でございますけれども、平成21年度、22年度、23年度と3カ年の計画で進めたわけでございますが、いずれ大規模改修というふうなことで、全体で、概算でおよそ6億円ぐらいかかるというふうなことから、それを3カ年で分け、さらにその工費を分けて年次計画を立てたものでございます。平成21年度につきましては、ごみクレーンバケットの更新、それからパージファンの更新、それから熱風循環ファンの更新、それから空気圧縮機の更新、それからブンキューサコンベアの更新、これが平成21年度。それから、平成22年度にはガス調温室、煙道、本体上部の改造、それから、議員おっしゃられましたシーケンサでございますが、これは中央監視盤でございます。中央監視盤の焼却系の更新と粗大系の更新を平成22年度に行っております。 それから、今年度でございますけれども、今年度のシーケンサにつきましては、これは現場系の監視盤でございます。これを更新すると。それから、あとの部分につきましては焼却炉の耐火材の補修ですとか、焼却炉の散気管の更新ですとか、各種ポンプの更新などが今年度のものでございます。 それで、お尋ねの中でその3カ年の額について、どこまできっちり把握してやっているのかということでございましたけれども、御案内のとおり、この焼却施設のプラントというものは、ほとんどオリジナルのオーダーの製品でございますので、類似したものがほかの会社でも売っているとか、製造できるというふうなものではないという特殊性があることは御案内のとおりでございます。そういった部分の中で、私どもがどういう形で内容を精査しているかということ、ちょっと前の年度のものについては今、手元に資料がないので今年度の部分でお話ししたいと思いますけれども、最初、そちらの業者のほうから、今回言いました工事の内容についての当初の見積もりをいただいております。その見積もりをさらに専門の設計等コンサルタントの方へ業務委託しておりまして、その見積もり内容を精査しております。 その段階で、今年度の場合ですけれども、当初見積もりいただいた額よりも約14%ぐらい設計額をカットしてございます。それをさらに予定価格を決定いただきまして、見積もり合わせをして、予定価格の差でいきますと落札率は94.8%でございますけれども、当初の見積もりいただいた価格との差でいきますと大体81%程度になっているというようなことから、私どもの部分につきましてはそういう専門のコンサルタントさんに業務を委託いたしまして、設計内容を精査して発注の準備を進めていると、そういう形で実施しております。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 聞きまして答弁ございませんでしたけれども、予定価格作成に当たっては、今の保健課長の答弁だと設計コンサルに委託しておるやに答弁されましたが、これは平成21年度、22年度、今年度も3カ年合わせて同一設計コンサルにお願いしているんでしょうか。もしコンサルの業者さんの名前がわかるのであればお聞きしたいわけですので、ひとつお答え願いたいと思います。先ほども言いましたとおり、いろいろ事細かく、いろいろな今年度のガス調整室、いろいろな空気圧の圧縮機のコンベアの更新とかごみクレーンバケットの更新とかいろいろなことを並べられましたけれども、明らかなのは平成21年度も22年度も今年度も別々の異なる場所をやっているんです。常識で考えて、同じところをやるはずないでしょう。たった3年間しか瑕疵担保がないわけでございますので、わずかですよ、今後もですよ。何かあっても。 そういうふうな状況の中で果たしていいのかということも含め、たった瑕疵担保が3年。わずか3年ですよ、これだけの費用をかけていいのかどうか。そして、さっき言いましたとおり、大体同じ予定価格ですね。今年度が1億8,955万980円、昨年度が1億8,952万5,000円と、ほぼ同じような数値が出ているわけなので、違う箇所を工事予定しているにもかかわらず、何で同じような予定価格になるんでしょうか。私は単純にしか物を見られない性格なもので、どうかそういう点を理解できるように説明をよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 高橋市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 昨年度と今年度が同じ契約額になったという部分でございますけれども、先ほどちょっと申しましたように、3年間で大規模改修をするということに当たりまして、全体で大体概算で6億円ぐらいの工事費が見込まれるという部分から3カ年で、各年度にわたりましては大体2億円見当というふうなことで、先ほど御説明申し上げました3カ年の工事箇所をそれぞれ分類して行ったということでございます。今年度と昨年度はたまたま請負契約額が同じになってございますけれども、設計価格等につきましてはちょっと平成21年、22年度分の資料をここには持ち合わせしておりませんので、この部分については後ほど確認させていただきたいと思います。 それから、瑕疵担保の部分でございますが、先ほどの私の説明で工事契約事項記載によりますと2年になってございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) 門脇市長にお尋ねしたいわけでございますけれども、どうしても同じ業者さんが毎年この同一工事をなさる場合は、当然それなりの手続を踏んでやるわけでございますけれども、設計コンサル等に委託して、そういうふうな積算をしていただきながら予定価格を決めて、はじき出していただくわけでございますけれども、どうしてもやはり同じ業者さんがやるとすれば、競争原理が働きにくい。 がしかし、先ほどから申し上げましたとおり、オリジナルのオーダーの部分が多いわけでございますので、どうしても同一業者さんにならざるを得ないという場合を想定しながら、大規模廃棄物のごみ処理施設を手がけている会社さんはIHIだけでなく、他社もいろいろたくさんあるわけでございますので、それらの知識、特許、パテントは別にしましても、持ち合わせていると思いますので、そういう方々にもやはり見ていただいて、もうちょっと公平な、競争原理が少しでも働くような形をやはりやっていくのが、市民の貴重な血税を使っているわけですので、そういう点の競争原理が非常に働きにくい状態になっているのではないかなと思うんですが、それらの点も含めた改善点がもしあるとすれば、検討なさるお考えはないのかも、今後もあり得るかもしれませんので、その点答弁がもしできることがあるとすれば、ひとつお答えをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 平成21年から22年、23年と3カ年でこの工事、事業が行われております。平成21年以前も、要するに広域で行っていたさまざまな技術的なものを継承していくということもあったと思いますし、それよりも大切なのは高久議員の話、確かに競争原理を働かさなければいけないということもよくわかります。行政としてはその競争原理を働かせながら安定運転をするということも、これもまた税の正しい使い方だというふうにも思います。だから、競争原理と安定運転をいかに折り合いつけてきっちりとした工事をしていくかということに尽きると思います。今回、外部のコンサルの方々にも見ていただきながらも、できるだけ事業費を抑制していくという--努力が足りないという話になるとそうかもしれないですけれども、まず自分たちだけの技術面での知識不足を補っていただくということをやっていきながら、いいものをつくっていくということの前提に立っているということだけは御理解いただきたいと思います。 あと、この後それこそ、このメーカーでなくていろいろなメーカーの方々が独自の技術をお持ちになっているということも実際、それは当然あるわけであります。今あるものを何と生かせるかというところが1つかぎになるかもしれませんけれども、この後、議員がお話のとおり税金を使わせてもらっているという点から考えると、できるだけ安価でというのは必要不可欠な考え方でありますので、ただ、そのときも安定運転に支障を来すようなことではまずいということだけは、これは死守していかなければいけないというふうにも思っています。 そういうことで、競争原理も働かせながら安定運転をしていくという、その折り合いをいかにつけていくかというときには、私たちだけの知識では足りない部分は民間の方々にもいろいろと、また御協力いただきたいというふうにも思っています。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番、高久昭二君の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第82号の質疑 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第14、議案第82号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてを議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告がありませんので、質疑を終わります。 以上で各議案の質疑は終わりました。 議会運営委員会開催のため、暫時休憩いたします。 14時30分まで。                              (午後2時08分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時38分)--------------------------------------- △議会運営副委員長報告 ○議長(佐藤峯夫君) 議会運営副委員長の報告を求めます。 会議中委員長不在のため、副委員長の報告を求めます。 8番。 ◆8番(佐藤直樹君) 先ほど議長より要請されました議案第69号の付託先の案件について、経過と結果について御報告申し上げます。 運営委員会は、さきの決定どおり付託先は総務委員会へ決定をされました。ただし、必要に応じて連合審査を教民との間ですることも確認をされました。 以上、報告を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議会運営副委員長の報告が終わりました。--------------------------------------- △議案第69号~議案第82号の委員会付託 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、議案第69号 仙北市市民読書条例制定についてから日程第14、議案第82号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更についてまで、以上の各案は付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 請願1件については、配付しております文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。                              (午後2時39分)...